高野秀行「謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉」感想。
納豆ルポ。2017年07月01日読了。
納豆は日本だけのものではない、アジア各地に納豆(大豆を発酵させた食べ物)はある!
著者は20年前にタイにチェンマイに住んでいた時、ミャンマー系(のゲリラがタイに作った拠点)に出入りしており、その時納豆せんべい汁を食べ、衝撃を受けた。
14年前、ミャンマーと中国の国境近くで、ミャンマーのゲリラと行動を共にしていた時、糸引き納豆が食事に出てきて驚いた。
納豆は日本だけで食べられている食品ではない、ということを(いろんな人に)話すとみな驚く。しかしそこで、「日本とミャンマーの納豆って同じなの、それとも違いがあるの?」とか「そもそも納豆って日本独自の食品なの?」などの質問を受け、答えられなかった著者は、アジア各地に「普通に食されている」納豆を調査するため、アジア各地に飛んだ。
調査の過程、著者が仮説を立てる、仮設が外れる、更に調査、更に驚きの発見!
の繰り返しですがl、私は著者(高野秀行氏)のファンなので、毎度のことながら楽しく読みました。
8点/10点満点
| 固定リンク
« ダン・ライオンズ/長澤あかね訳「 スタートアップ・バブル 愚かな投資家と幼稚な起業家」感想。
中年再就職ルポ。2017年06月25日読了。 |
トップページ
| 竹村真一「新炭素革命」感想。
科学。2017年07月10日読了。 »
コメント