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2018/06/22

中島明日香「サイバー攻撃」感想。
いわゆる新書。2018年02月17日読了。

サイバー攻撃の具体的な手法を詳解した本である。
攻撃テクのソースコードも載っている。


すんげえ、中途半端。


本書の最初の方に、「ソースコード」って何? プログラミングって何? という記述がある(p60)
でありながら、(p62)には早くもソースコードが出てくる。

で、最後まで読んだら、普通にプログラマを職業としている人(もしくはプログラミングを趣味にしている人)にしか意味をなさないのでは? というくらい細かなソースコードを載せている。

著者は本書を、「誰」を対象に書いたの?

プログラマを対象に書いたのなら、「プログラムって何?」の記述は全く不要だし、

50代60代の一般企業の晩年管理職のおじさんが、サイバーセキュリティを分かった気にさせるために書かれたのだとしたら、詳細なソースコードは不要である。

すごく中途半端な本。


プログラミングを知らない一般人に向けたサイバー攻撃に関しては、山田敏弘氏のコラムや著作が(いまのところ)一番良い。

で、本書の問題は、ブルーバックスで出ていること。

本書を読むと、ブルーバックスの編集担当者の質が「低下した」ように思える。
読者に「質が低下した」と思われるというのは、1963年から始まった日本の科学の知の結晶であるブルーバックス的には極めてまずいはずなのだが、そこらへん、ブルーバックス編集担当者は理解しているのであろうか?


で、本書の著者は1990年生まれで、まだ28歳。
周囲の管理職おじさんの無理解に怒りを込めて書いたようにも感じる。

一冊の書籍としての本書の評価は低い。

だが、著者への期待は、私の中ではけっこう高い。


4点/10点満点

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