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2022/01/03

ダリル・ブリッカー/ジョン・イビットソン「2050年 世界人口大現象」感想。2021年11月17日読了。

 

「世界の地理」というゲームにはまっている。android iPhone

 

ちなみに私は日本ランク10位で、世界ランク1700位である。

 

このゲームのベースはwikipedia情報なので、情報の精度は怪しいが、しかし有益な情報もたくさん得ることができる。

 

本書はとても良い。人口が減っているのは日本や韓国だけと思っていたら大間違い。
国の人口が減らずに、とりあえず現状維持するのに必要な出生率は2.1である。これでやっと現状維持である。
日本は1.4、韓国は1.0を下回った現状維持どころではない。国の総人口が減少するのである(日本はもう発生している。韓国は去年から減少に転じた。韓国は出生率の低下がすさまじく、日本以上に少子高齢化が加速すると思われている)

 

実際、さきほどのゲームで知った事実はたくさんある。
スペイン(人口5000万)、イタリア(6500万)、ギリシャ(1100万)、ウクライナ(4400万)の出生率は日本より悪く1.3前後。
ドイツ(8500万)、ロシア(1億4500万)、ベルギー(1100万)、オランダ(1700万)、カナダ(3800万)の出生率は日本よりちょっとだけマシな1.5前後。

 

東南アジアや南米は子だくさん?いいえ違います。
タイ(6900万)は1.5
中国(14億)は1.7(但しコロナ禍の今は1.2以下になっていると思われる)
ブラジル(2億1000万)は1.7
ベトナム(1億)は1.77
コロンビア(5000万)は1.8
インドネシア(2億6000万)は2.04
メキシコ(1億4500万)でようやく2.1
インド(13億)はまだ2.2(でももう2.2しか生まれていない)

 

インドの2.2という数字は、1年間に生まれる子供が2500万人=豪州の総人口と同じなのである。

 

出生率2.1を超える国は、アフリカが独占している(以下のデータの出どころはGlobal Note 無料公開部分
1 ニジェール 6.82
2 ソマリア 5.98
3 コンゴ民主共和国 5.82
4 マリ 5.79
5 チャド 5.65
6 アンゴラ 5.44
7 ブルンジ 5.32
8 ナイジェリア 5.32
9 ガンビア 5.15
10 ブルキナファソ 5.11
11 タンザニア 4.83
12 ウガンダ 4.82
13 モザンビーク 4.78
14 ベナン 4.77
15 中央アフリカ 4.65
16 ギニア 4.63
17 南スーダン 4.62
18 コートジボワール 4.59
19 ザンビア 4.56
20 セネガル 4.56
21 カメルーン 4.51
22 モーリタニア 4.50
23 赤道ギニア 4.43
24 ギニアビサウ 4.40
25 コンゴ共和国 4.37
26 ソロモン諸島 4.36 やっとここでアフリカ以外が。

 

でもこれらアフリカの国々は、寿命が短いから子だくさんなのであり、寿命が長くなれば子供は減る。

 

私は人口インパクトについていろいろ書いてきた(つもり)。そして私の意を完璧なデータとともに著しているのが本書。

 

良い。とても良い。

 

9点/10点満点

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