デレック・ハンフリー「安楽死の方法 ファイナル・エグジット」感想。
安楽死指南書。2011年08月06日読了。
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「安楽死」に関するハウツー本。1992年に出た本なので、古本でしか入手することは出来ません。臓器移植か臓器売買に関するなんかの本を読んでいたとき、巻末の参考文献に記載されていて興味を持ったので、amazonのマーケットプレイスで入手しました。
内容は、死ぬためのハウツー本(鶴見済「完全自殺マニュアル」)とは異なり、生命倫理について、とりわけ病気で苦しみながら死ぬことがわかっている人が、如何に苦しまずに死ねるかを主題としており、病気で体が動けなくなった妻を夫が(夫と妻が逆でも良いし、子供でも良い)法に触れずに安楽死させるための法解釈(米国法)や、倫理的解釈なども記載されている。
病気で体が動けなくなった妻を夫が法に触れずに安楽死させるため、の手段として幾つかの安楽死方法が具体例として掲載されている。
例えば、銃による自殺は本人は楽に死ねるが、誰が後始末をするのかを考えたら、安楽死協会は奨めることが出来ない手段であるとか、シアン化カリウム(青酸カリ)が自殺に適していると思われるが、用法用量を間違えると痙攣とひきつけを起こし嘔吐し叫び血を流しながら死ぬことになる、などが書かれている。また安楽死協会の理念として、安楽死したい自殺者は孤独に死ぬべきではない=身内に見守られながら息を引き取るのがベター、とも記載されている。
いずれにしても、本書は20年前の本であり、医療は20年前とは比べものにならないくらい進歩しており、またホスピスなどの考え方も一般的になってきている現代に於いては(20年前はアメリカではホスピスは一般的ではなかったらしい)、本書は参考程度(何の?)に留めるべき本だろう。
6点/10点満点
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