藤原忠彦「平均年収2500万円の農村」感想。
自伝。2010年01月01日読了。

平均年収2500万円の農村 ― いかに寒村が豊かに生まれ変わったか

1月1日、羽田から千歳に向かう機内で読了。

タイトルに興味をもち、中身を見ないでネットで買った。農業を法人化しビジネスとして農業をやって大成功、とかそういう話を期待していたけど、違った。

まあ有り体に言えば、長野県川上村の村長さんである著者の自伝である。

それなりに参考になる部分はありますが。

年収2500万あったって、経費がいくらかかっているのかわからなければ、あまり意味がないように思うのですが。まさか村長自ら何でもかんでも経費にぶち込んでしまえ、なんて言うんじゃないだろね。


4点/10点満点


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エリオット・ヘスター「機上の奇人たち」感想。
フライトアテンダント爆笑告白記。2009年10月29日読了。

機上の奇人たち―フライトアテンダント爆笑告白記
エリオット・ヘスタ-/小林浩子 / 文藝春秋 2002/11 ¥700 (税込)

◆同じ著者の「地獄の世界一周ツアー」をつい最近読んだ。たいして面白くない、普通の旅行記だった。本書は著者のデビュー作で、アメリカでは大受けしたらしい。

◆一つ一つのエピソードは笑えるものもあったが、アメリカと日本の笑いに対する考え方の差なのか、原著にスラングが多く翻訳が今ひとつなのか、まとまりに欠けちょいと散漫な印象を受ける。


6点/10点満点


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海外旅行に行きたくなったきっかけの一冊。

ネパ-ルに行ってみた! ― Asian deep walking
堀田あきお/堀田佳代 / 小学館 2003/03 ¥1,299 (税込)


この2冊は漫画。旅行好きの堀田あきおさんと妻のかよさんが、実際に体験したネパール旅行を元に書かれた漫画。たぶん「旅行人」で宣伝されていて、それで買ったのだと思う。

この漫画で描かれているネパールは魅力的で、2003年まで中国しか海外旅行に行ったことがなかった私を、ネパールに行く気にさせた。2004年の初夏、私はユーラシア旅行社のネパールツアーに申し込んだ。ポカラでまったり7日間というツアーである。それまで海外旅行をほとんどしたことがなかったので、添乗員付きのツアーにひとり参加をできるものを選んだ。しかし残念ながら、最低催行人員10人に対し6人しか集まらなかったため、そのツアーは中止になってしまった。結局2004年は両親を連れ阪急交通で瀋陽に行った。まあこれはこれで安くて良いツアーだった。

その後もネパールには縁がない。2007年の夏は自力手配で行こうとしたが、飛行機が取れずに行けなかった。ツアーもダメ、自力手配もダメ、ならば2008年は旅行会社を経由した個人手配旅行でどうだ!と思い、旅行会社には「必ず行きたいから飛行機取ってね」とお願いして、「OKでーす」と言われたので安心していたら、違う担当者が出てきて「OKですと言っていた担当が休みに入りましたので代わってお詫びします、前担当が適当なことを言ってしまったようですが、今どき今から香港ドラゴン航空で香港-カトマンズを取るのは無理です、潔く一切合切諦めたまえ」と、OKを約束していたくせに土壇場ではしごを外される。

つまり私はネパール旅行に3回失敗している。

ああ、行ってみたいな、ネパールに。


10点/10点満点


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ちなみに、堀田あきおさんの漫画「インドまで行ってきた!」と、上に紹介した「ネパールに行ってみた!」は、現在どちらも絶版で、その2冊の合本「聖なるインド、はるかなネパ-ル」が発売されています。
聖なるインド、はるかなネパ-ル ― アジアのディ-プな歩き方2


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エリオット・ヘスター「地獄の世界一周ツアー」感想。
旅行記。2009年10月22日読了。

地獄の世界一周ツアー―フライトアテンダント爆笑告白記
エリオット・ヘスタ-/小林浩子 / 文藝春秋 2009/10 ¥800 (税込)

※ちょっと追記
会社を辞めて家に籠もりっきり(旅行準備をしているのだが)になってから、めっきり本を読まなくなってしまった。読みかけの本は何冊もあるけど、10月は2~3冊くらいしか読まないのかもしれない。


まもなく世界一周を行う私としては、この手の本が出たからには読まないと。
と思って読んだけど、よくあるタイプの世界一周旅行記で、翻訳物ならではのニュアンスのわかりづらさなどもあり、これなら日本人が書いた各種旅行記を読めばそれでOK、という感じの内容。


3点/10点満点


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高野秀行「アジア未知動物紀行」感想。
奇っ怪生物探索記。2009年09月11日読了。

アジア未知動物紀行―ベトナム・奄美・アフガニスタン
高野秀行 / 講談社 2009/09 ¥1,470 (税込)

◆高野秀行の最新単行本が出た。前作「メモリークエスト」は、赤の他人(=基本的には高野ファン)のリクエストに基づき高野秀行が調査するというもので、やっていることは結構はちゃめちゃな感じはあるけど、なぜ高野秀行でなければならないのかその理由が希薄で、というよりは高野秀行が単に取材旅行をしたかったんだろうと感じさせるくらい取材に熱が入っていないように思え個人的にイマイチだった。ので、高野秀行が自主的に調査をしたくなった未知生物を探す旅、というコンセプトのこの本は期待が持てる。

◆本書は、ベトナム中部高原に生息する「猿人フイハイ」を探す旅、奄美の妖怪「ケンモン」を探す旅、外務省危険度4=退避勧告が出ているアフガニスタンで「凶獣ペシャクパラング」を探す旅の3本立て。高野本を読んだことがある人ならわかると思うけど、結論はいつもの通り。そういう意味では予定調和の世界。

◆高野秀行のユーモラスな文章は、ささくれ立った気分を沈める効果があり、まあ心穏やかになるのである。お試しあれ(何じゃそりゃ)


7点/10点満点


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さくら剛「インドなんて二度と行くか!ボケ!!」感想。
インド旅行記。2009年09月06日読了。

インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも
さくら剛 / アルファポリス (星雲社) 2009/07 ¥672 (税込)

ここ二日間、アクセス数が激減。今日も少ない。何でだろう。更新頻度が少ないからか、内容が飽きられたのか。

先週、大洗→苫小牧のフェリーに乗った。乗船時間19時間である。初日の夜はまだテレビを見て(衛星放送を受信する)、酒を飲んでぐでっとなって寝てしまったので、何とか暇つぶしに成功したが、二日目は朝飯を8:00に食ってから、到着の13:30までやることがない。仕方がないから帰省してから読もうと思っていた本書を開いた。

インドに始めて行った人(著者)が、インド人のパワーに負けて悔しい思いをした、ということをユーモラスな文章で綴った旅行記である。

よくある内容と言えばそれまでなのだが、文章や構成がなかなか良い感じ。ただ、時事ネタが多く、昔のアイドル話やテレビネタなどが多数盛り込まれているため、あと3年くらい経ったら世間に通用しなくなってしまうような感じ。少なくとも、今の若い子には全くわからない昔のテレビ話は、今でも通用しないでしょう。

何種類もの太字ゴシックを多用し、文章だけでは表現できない気持ちを現す手法も、本書の内容を考えたら悪くはないけど、やり過ぎ。

この本、3年前に単行本で出版され、そのとき買うか買わないか悩んだけど、上記の太字ゴシック多用が目障りに感じて買うのをやめた。ということを思い出した。

内容は悪くないのだから、ちゃんと書いたらいいのに、と思ってしまう。


5点/10点満点


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宮田珠己「スットコランド日記」感想。
スットコエッセイ。2009年08月31日読了。

スコットランド日記
宮田珠己 / 本の雑誌社 2009/08 ¥1,680 (税込)

◆本書の題名に注意。
スコットランドではない。
スットコランドである。すっとこどっこい、のスットコである。

本書はweb本の雑誌に連載されていた日記をまとめたモノ。ぱっと見はスコットランドに見えてしまう。私はしばらくの間スコットランド日記だと思っていたが、ある日「おお、スコットではなくスットコではないか」と気づいたくらいだ。これは私だけの症状ではなく、誰しもが間違えるのである。嘘じゃないことを証明するために、紀伊国屋Bookwebの画像をお見せしよう。

Suttoko

紀伊国屋がそのうち気づいて修正するかもしれないので、画像をコピーした。赤い矢印のところに注目。
スットコランドではなく、
スコットランドになっているでしょう。

誰しもが間違えるんですよ、この本のタイトルを。


◆それはそれとして、本書はタマキング宮田珠己の2008年4月から2009年3月までの約1年間の日常を書いた単なる日記である。それ以上でも、それ以下でもない。タマキングの日記である。日記なのにどうしてこうもおもしろいのか。それはタマキングの文章がおもしろいから。実に他人に勧めづらい本(作家)である。


6点/10点満点


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きたみりゅうじ「フリーランスのジタバタな舞台裏」感想。
エッセイ。2009年07月17日読了。

フリーランスのジタバタな舞台裏
きたみりゅうじ / 幻冬舎 2007/12 ¥519 (税込)

◆イラストも描けるライターを目指すため、会社勤めを辞めフリーランスとして生きる道を選んだきたみりゅうじが、実際にライターとして食っていけるようになるまでの喜怒哀楽を書いたエッセイ。今まで読んだシリーズはコミックエッセイだったが、本書は各章に1枚イラストがあるだけで、本当にエッセイ。

◆で、ここ数日で読んだ4冊の中ではいちばんおもろかったのである。SEシリーズなどは、実体験がベースにあるとはいえ、多少おもしろおかしく脚色している。対して本書は、著者自身がフリーランスになり困ったこと悩んだこと迷ったこと焦ったことを、あまり脚色しないで書いている。フリーランスになりジタバタしている旦那を見てもどっしりと構えていられる著者の嫁は、できた嫁だな、と思うのである。


8点/10点満点


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きたみりゅうじ「SEのフシギな職場」感想。
エッセイ。2009年07月16日読了。

SEのフシギな職場―ダメ上司とダメ部下の陥りがちな罠28ヶ条
きたみりゅうじ / 幻冬舎 2006/06 ¥599 (税込)

◆きたみりゅうじのSEシリーズ3冊目。著者には悪いが、こう立て続けに読むと、ちょっとだけ飽きてくる。内容としては相変わらず共感できるエピソードが満載なのですが。


6点/10点満点


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きたみりゅうじ「SEのフシギな生態」感想。
エッセイ。2009年07月15日読了。

SEのフシギな生態―失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条<br />
きたみりゅうじ / 幻冬舎 2005/12 ¥599 (税込)

◆プログラマという職業はデジタル土方で、自分より明らかにスキルが低いやつが上司にいると、土方作業がきついのなんの。逆のケースもあり、自分よりスキルの高いやつがクライアントだったら、誤魔化そうとしていたことをことごとく見破られ、結局土方作業をやる羽目に。私は10年弱エンジニア生活をしていて、自己記録としては21日連続徹夜というのがあり、21日間で寝たのは合計60時間くらいだったかな。あのときは死ぬかと思った。という経験も踏まえ本書に書かれていたことに共感することしきり。ただまあ共感度合いは先に読んだ「新卒はつらいよ」とさして代わりはないのですが。

◆6章の2、214ページに、外注先から常駐派遣としてやってきた作業員が「こんな仕事はやりたくない」と仕事を引き受けないケースが紹介されている。こういうやついるよなあ、としみじみ思うのだが、私は世の中こんなもんと思えるだけの年齢を重ねてしまった。このケース、きたみりゅうじは金を払っている側だから、頼んだ仕事はやって貰わないこと困る。だが派遣でやってきた作業員は、当初想定を超える仕事は引き受けない。外注の立場の弱さを利用して、何でもかんでも仕事を押しつける発注側が多かったのも事実で、それが故に下請法やら派遣法ができてしまって、雇う側としては面倒な事態に陥った。仕事は選り好みしちゃいかんよ。

話がずれてきたので終わり。


7点/10点満点


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