熊谷達也「氷結の森」感想。
時代冒険小説。2012年01月17日読了。
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熊谷達也の代表作、マタギ三部作(「相剋の森」9点/10点満点、「邂逅の森=直木賞受賞」10点/10点満点)の最後となる本書。
日露戦争で日本が勝って、シベリアの一部に日本人が多数住んでいた頃を舞台にした話。
(私が読んだ本の中では)熊谷敬太郎「ピコラエヴィッチ紙幣」と同じ設定で、シベリアのニコラエフスク・ナ・アムーレ(尼港)でボリシェビキ(ソビエトを作った赤い方々)と日本軍が激突した「尼港事件」を題材にしている。
◆内容(表紙裏カバーより)
日露戦争に従軍した猟師の矢一郎は故郷を離れ、樺太で過去を背負い流浪の生活を続けていた。そんな彼を探し回る男が一人。矢一郎の死んだ妻の弟、辰治だ。執拗に追われ矢一郎はついに国境を越える。樺太から氷結の間宮海峡を越え革命に揺れる極東ロシアへ。時代の波に翻弄されながらも過酷な運命に立ち向かう男を描く長編冒険小説。直木賞・山本賞ダブル受賞の『邂逅の森』に連なる“森”三部作完結編。
◆感想
大正時代。訳あって樺太でその日暮らしをする矢一郎が様々なトラブルに巻き込まれるも、生まれついた巨躯と、日露戦争で身に着けてしまった狙撃能力で困難を切り抜けていく、読後もスカッとさわやかな疾走感溢れる冒険小説である。
とーはーいーえー。
香代とか辰治の存在が中途半端なんだわな。
7点/10点満点
アップ直後の付け足し:本書「氷結の森」は2007年1月に出版された本で、「ピコラエヴィッチ紙幣」は小説賞を経て2009年10月に出版された本。
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