カテゴリー「●海外作品(原著英語)」の記事

2019/01/05

エリック・シュローサー/布施由紀子訳「核は暴走する(下)」感想。
ルポ。2018年11月06日読了。

核ミサイルを搭載した爆撃機が離陸時に障害物にぶつかり、爆発炎上。

核ミサイルを爆撃機に搭載するため台車でミサイルを運んでいたら、固定が甘く、ミサイルが台車から落ちた。

NATO諸国に配備された核ミサイルは、核ミサイルであることを告げずに内緒で置いていたため、警備が非常に薄く、場合によってはNATO兵1人で警備していたこともあった(テロリストがそれを知っていたら盗まれていたかもしれない)

誰が核ミサイルの発射ボタンを押すのか、主導権を握りたがる空軍と海軍と政府(大統領)の綱引き。


8点/10点満点

| | コメント (0) | トラックバック (0)

エリック・シュローサー/布施由紀子訳「核は暴走する(上)」感想。
ルポ。2018年10月26日読了。

1980年9月18日、アメリカ、アーカンソー州ダマスカスにある核ミサイル打ち上げ場(ミサイルは地下に格納)で、整備兵が工具を落とすミスをし、その工具がミサイルの燃料タンクに当たって、燃料が漏れ始めた。このままでは大爆発、下手したら核爆発が起きてしまう。(ダマスカス事故→Wikipediaは英語版のみ)

本書は、ダマスカス事故の詳細を一つの軸に、
つい最近(2000年代以降)になってようやく公開されてきたアメリカ軍の公文書を丹念に読み解き、アメリカ軍が扱ってきた核ミサイルが、いかに杜撰な管理で運用されていたか、それをどのように改善していったのか、というもう一つの軸を交互に書き、核ミサイルの危険性に関し問題提起しているルポである。

良いのだが、二軸交互に書かれているので、読み手の私はちょっとフラストレーションが溜まるかきかたである。


8点/10点満点

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アンドルー・ファインスタイン/村上和久訳「武器ビジネス(下)」感想。
ルポ。2018年09月読了断念。


上巻の中身が全然頭に残っていなくて、下巻途中で読了断念。

ゆえに評点なし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アンドルー・ファインスタイン/村上和久訳「武器ビジネス(上)」感想。
ルポ。2018年08月30日読了。

Amazonレビューでかなり評価が低い本。それを承知で買ったのだが、レビューは正しかった。


4点/10点満点

| | コメント (0) | トラックバック (0)

メイ・フォン/小谷まさ代訳「中国絶望家族」感想。
一人っ子政策ルポ。2018年08月11日読了。

著者はマレーシア生まれの中国系アメリカ人女性。ウォールストリートジャーナル中国支社の記者として活躍。

中国が一人っ子政策を実施するにあたり、一人以上の子供を産まないように監視する委員が任命され、委員は2人目を妊娠した女性を、流産するまで冷たい池に沈めたり、あの手この手で2人目を産ませないようにした。


9点/10点満点

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ルチル・シャルマ/川島睦保訳「シャルマの未来予測 これから成長する国 沈む国」感想。
世界経済予測。2018年08月05日読了。

私的10点満点。素晴らしい。

詳細は(気が向いたら)追って記載。


10点/10点満点

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/09/24

デイビッド・アイマー/近藤隆文訳「辺境中国 新疆、チベット、雲南、東北部を行く」感想。
ルポ。2018年07月07日読了。

著者は、イギリスの新聞「サンデー・テレグラフ」の北京特派員(2007-2012年)。
1988年に初めて中国を訪れてから、ほぼすべての省を踏破。
その後タイのバンコクに居を移し、「サンデー・テレグラフ」東南アジア特派員。

本書で著者が訪れた場所(漏れあるやもしれず)


・はじめに
ウルムチ、カシュガル、

・第1部 新疆
ウルムチ、イーニン、コルガス、アルマトイ(カザフスタン)、ビシュケク(キルギス)、ナリン(キルギス)、タシュラバット(キルギス)、カシュガル、タシュクルガン、クンジェラブ峠、ヤルカンド、ホータン、ニヤ、チャルチャン、ミーラン、花土溝

・第2部 チベット
リタン、ツァワロン、成都、ラサ、シガツェ、パヤン、タルチェン、カイラス山、ジャンム、カトマンズ(ネパール)

・第3部 雲南
景洪、関累、チエンセーン(タイ)、タチレク(ミャンマー)、チャイントン(ミャンマー)、チエンコーン(タイ)、ファイサーイ(ラオス)、ムアンシン(ラオス)、瀾滄(ランツァン)、孟連、モンアー、パンサンミャンマー、瑞麗

・第4部 東北部
丹東、延吉、ハルビン、漠河、塔河、黒河、ブラゴヴェシチェンスク(ロシア)


詳細は明日(9/25)追記します。9/26に追記します

そのうち書きます。


8点/10点満点

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/09/23

トム・クラインズ/熊谷玲美訳「太陽を創った少年」感想。
人物伝。2018年06月23日読了。

◆内容(Amazonから引用)
「うん、核融合炉を創ったよ! 」。若干14歳の核物理学者はどうして生まれたのか?

9歳でロケットを実作した、アメリカ・アーカンソー州の早熟の天才、
テイラー・ウィルソンは11歳の若さでさらなる野心に燃えていた。
祖母がくれた本に刺激を受け、核融合炉を自宅で創ろうと決意したのだ。
危険と隣り合わせのそんな作業を、子どもがやってのけられるはずがないという大人の常識をしり目に、
彼には自分がやれるという自信と勝算、そして適切な知識があった。

「ギフテッド」といわれる天才児にもさすがにムリかと思えることが、なぜできたのか。
息子を見守る両親の苦労、大学教員をはじめとする教育関係者の奔走。
彼のそばで直接取材したジャーナリストが語るサイエンス・ノンフィクション。


◆感想
テイラー・ウィルソン氏は、2018年現在23歳である。

彼が14歳で核融合炉を作るに至った経緯が、本書には詳しく書かれている。

類まれなる才能を持った子供=ギフテッドと呼ばれる=が、その才能を開花させるためには、子供自身の努力に任せるのではなく、周囲の大人たちの適切な助力が必要である。

あまりにも頭が良すぎたテイラー少年には、コカ・コーラのボトラー会社を経営している父親(そこそこ裕福)はテイラー少年の投棄された放射性物質探しに付き合い、核融合を目指す物理学オタクが集まったオンラインフォーラムの発見と参加、実験器具を買うために協力してくれた薬剤師(例えばテキサス州では三角フラスコを買うのは許可制)、ギフテッドの子供集めて学年別カリキュラムではなく学力に見合った授業を展開するデイヴィッドソンアカデミー(ネバダ州)への入学、そこからネバダ大学リノ校の物理学教授陣との出会い、そういうラッキーな出会いがたくさんあって、優しい大人たちがテイラー少年を道を外さないよう指導していた。

テイラー少年は、理論物理学は嫌いで、実験(応用物理学)が好きだと言っている。

既に実用化が見込めそうなアイデアをいくつか披露している。

ガンの放射線治療に使う放射線源は、製造できる場所が限られており、また寿命も短いため、放射線源を作ったらすぐに飛行機で病院まで届けなければならないが、小型の核融合炉が完成すれば、病院で放射線源を作ることができるようになる。ほかにも空港の荷物検査のX線の代わりになるスキャナに関しても、本書に書かれている。

ノンフィクションとして間違いなく面白いのだが、ギフテッドの子供をどうやって教育すべきかという教育論にかなり多くのページが割かれていて、個人的にはそれが不満。


8点/10点満点

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/09/16

ドン・ウィンズロウ/田口俊樹訳「ダ・フォース(下)」感想。
警察小説。2018年05月21日読了。


ミステリ系統なので、細かなことは書きません。

共感しづらい悪い刑事が主人公なのに、

ラスト200ページは一晩で一気読みしました。

読み終わってみると、面白い小説と言っていいのかも。


8点/10点満点

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ドン・ウィンズロウ/田口俊樹訳「ダ・フォース(上)」感想。
警察小説。2018年05月18日読了。


ニューヨーク市警マンハッタン・ノース特捜部、通称「ダ・フォース」に所属する部長刑事デニス・ジョン・マローンを主人公とする小説。

ダ・フォースに所属する刑事は、すべて薄汚れている。賄賂を受け取る、賄賂を強要する、証拠をでっちあげる、無抵抗の犯人を射殺する。

エリート部隊のダ・フォースが、なぜそんなことをするようになったのか、なぜ今でも続けているのか。

そして、ある事件をきっかけにジョンは転落していく。


悪い刑事が主人公の小説。周りもほとんど悪い刑事。

主人公に共感できず、読み進めるのがつらい小説なのだが、それでも読ませるのはドン・ウィンズロウの手腕であろう。

ミステリ系統なので、筋はこれ以上記しません。


7点/10点満点

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

00◆成田やトランジット(JFK・パリ・マドリッド) 01◆ブラジル(サンパウロ・サンルイス・レンソイス・マナウス) 02◆アルゼンチン(イグアス・カラファテ・ウシュアイア・ブエノス) 03◆チリ(サンチャゴ・イースター島・バルパライソ) 04◆ボリビア(ラパス・ウユニ) 05◆ペルー(クスコ・マチュピチュ・リマ) 06◆エクアドル(グアヤキル・ガラパゴス諸島) 07◆スペイン(マドリッド・バルセロナ) 08◆トルコ(イスタンブール・カッパドキア・パムッカレ) 09◆ヨルダン(ペトラ遺跡・アンマン) 10◆シリア(ダマスカス・パルミラ遺跡) 11◆エジプト(カイロ・アスワン・アブシンベル) 12◆モロッコ(マラケシュ) 13◆南アフリカ(ヨハネスブルク・ケープタウン) 14◆ナミビア(ウィントフック・ナミブ砂漠・スワコプムント) 15◆ジンバブエ(ヴィクトリアフォールズ) 16◆ザンビア(側のヴィクトリアフォールズ) 17◆ボツワナ(チョベ国立公園) 18◆香港・マカオ 19◆インド 20◆フィリピン留学記 21◆インドネシア・スラウェシ島・マナド10泊旅行 ■09年11月からの世界一周の小ネタ ■09年11月から世界一周! ■09年11月から世界一周!の準備 ■09年11月から世界一周!の近況 ■09年11月から世界一周!参考書籍 ■2006年夏・ケニアに行く ■2007年夏・アンコール遺跡に行く ■2008年1月・ボルネオ島に行く ■2008年4月・週末海外でベトナム ■2008年9月・週末海外で台湾 ■アフリカ □グインサーガ □スターウォーズ □三国志 ▲スティーヴン・キング ▲京極夏彦 ▲佐藤賢一 ▲北方謙三 ▲夢枕獏 ▲大沢在昌 ▲天童荒太 ▲宮部みゆき ▲最早才能が枯渇し駄作家に成り果てた真保裕一 ▲浅田次郎 ▲熊谷達也 ▲神林長平 ▲福井晴敏 ▲船戸与一 ▲貴志祐介 ▲逢坂剛 ▲金庸 ▲隆慶一郎 △サイモン・シン/青木薫訳 △下川裕治 △堀田あきお&かよ △宮田珠己 △木村元彦 △松本仁一 △石井光太 △船尾修 △蔵前仁一 △高木徹 △高野秀行 ◆小説・ミステリ系統 ◆小説・伝奇小説 ◆小説・冒険小説 ◆小説・時代小説・歴史小説 ◆小説・武侠小説 ◆小説・純文学・青春小説 ◆小説・経済小説・現代小説 ◆小説・SFホラーファンタジー ◇いわゆる新書 ◇イスラーム他、宗教 ◇エッセイ・紀行文 ◇ガイドブック ◇スポーツ関連書 ◇テクノロジー ◇データブック・記録集 ◇ノンフィクション ◇パソコン関連図書 ◇ビジネス書 ◇ルポ・ドキュメンタリー ◇世界についての本 ◇国際政治・地政学 ◇実用書・ガイドブック ◇歴史 ◇科学 ◇臓器移植・臓器売買・人身売買 ◇語学などの勉強本 ◇雑学・蘊蓄 ◎写真集 ◎美術書・アートブック ●海外作品(原著英語) ●海外作品(原著非英語) ★惚れ惚れするほどの駄作 ☆私の読書累計 ☆私的10点満点 ☆装丁がスバラシイ本 アニメ・コミック 携帯・デジカメ 旅行・地域 日記・コラム・つぶやき 映画・テレビ 時事 書籍・雑誌 経済・政治・国際 音楽