
あらすじ(ネタバレバレ)
・第1話の1と2
グインがアキレウスに、シルヴィアの件で申し開き。アキレウスは「グイン、お前はもはや息子だ」と言う。これだけのことに延々35ページひたすら二人の会話。
・第1話の3と4、
ケイロニアの宮廷とはどのようなものなのか、の設定が書かれているだけ。中身がない。
・第2話の1と2
新年の式典で、アキレウスがグインに全権委譲を発表。設定だだ書きの延長で、ドラマチックな展開はゼロ。
・第2話の3と4
新年式典恒例のケイロニア人事異動の発表、及びグインによる改革の発表。今まで聞いたこともない、馴染みの薄いどうでもいい雑魚キャラのことまで延々とだだ書き。
・第3話の1と2と3と4と、第4話の1と2と3と4
イシュトヴァーンとカメロンの会話。イシュトヴァーンは、リンダに結婚を申し込んでパロを奪ってしまおう、というアイデアと、海軍または水軍を作るぞ、だから海岸のある国を奪うぞ、いざとなったらケイロニアとも戦争するぞ、というアイデアをカメロンに話す。これもひたすら二人の会話。
◆遂に、この時がやってきたようだ。
◆昭和55年=1980年からグインサーガを読み始め、今年で28年。ここ数年、グインサーガは小説といえるレベルにすら達していないただの駄文と化しており、何度も呆れたのだが、ここまで読んできた以上、著者自らが宣言する最終巻まで付き合おうかと思っていたが、もう無理だ。
◆今作123巻は、上に記したように、グインがケイロニアの王となる重要な巻である。また、イシュトヴァーンも自らの野望、つまりパロの略奪、中原の征服、ケイロニアとの戦争もあり得ることを明確に示し、読者は今後の展開にますますの興味を持つはずなのである。
◆が。小説として、どうしようもないくらいレベルが低く、ひどいのである。
◆逆にいえば、これだけ凄まじい展開の巻でありながら、読んでいてまったく面白みを感じないのは、栗本薫に作家としての力量がなくなってしまったのだろう。つまり、続巻にまったく期待が持てないのだ。
◆更にいえば、登場人物に魅力が無くなってしまった。どのキャラクターも、魅力ゼロだ。
◆ハヤカワの稼ぎ頭であろう栗本薫は、質の低下を誰からも忠告されることなく、惰性で売れていることを実力と勘違いし、延々と駄文を書き続けるのだろう。まあ勝手にやってくれ。私はもう降りる。
1点/10点満点
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