逢坂剛「鎖された海峡」感想。
冒険小説。2008年05月13日読了。

逢坂剛 /講談社 2008/04出版 568p 20cm ISBN:9784062144223 \2,415(税込)
◆著者のライフワーク「イベリア」シリーズ第5弾である。今回も、第二次世界大戦下のスペインを舞台に、恋愛スパイ大作戦が繰り広げられるのである。
◆今までのシリーズと比べて、女主人公のヴァジニアがとんでもないことになってしまうあたりが、冒険小説の王道的展開でなかなか面白く読めたのである(内容を書いてしまうとあまりにもネタバレなので割愛)。最近小説をあまり読まなくなったからか、王道的展開の話がやけに面白く感じられる。
◆ヴァジニア大冒険がどんな展開を見せるのかと期待を持って読んでいたのだが、実はあっさりと片付いてしまった。無駄に長くなるよりは、このくらいあっさりと切り上げてくれた方が潔い。このペースで行くなら、あと1冊か2冊でこの長いシリーズも終わるだろう。先が見えてきて、続刊も期待。
◆しかしなあ、この本、無駄に厚い。段組をもうちょっと考えるとか、紙質をもうちょっと薄くするとか、本自体を薄く軽くする発想をしてもらいたい。通勤電車で読むには厚すぎて重すぎるのである。
8点/10点満点
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