カテゴリー「△蔵前仁一」の記事

蔵前仁一「シベリア鉄道9300キロ」感想。
紀行文。2008年11月19日読了。

シベリア鉄道9300キロ
蔵前仁一 / 旅行人 2008/08 ¥1,890 (税込)

◆私の敬愛する旅行作家蔵前仁一氏が久しぶりに出した旅本。文庫化されたのを除いたら、「新ゴーゴーアジア」以来じゃなかろうか。

◆本書はタイトルの通り、シベリア鉄道を9300キロ乗り倒す、という本である。
・富山から船でウラジオストックに行き、
・ウラジオストックで2泊し、
・ウラジオストックからハバロフスクまで1泊2日シベリア鉄道に乗り、
・ハバロフスクで途中下車、
・再びシベリア鉄道に乗りハバロフスクからイルクーツクまで2泊3日の列車旅、
・イルクーツクで途中下車、
・三度シベリア鉄道に乗り込み、イルクーツクからモスクワまで3泊4日の列車旅、
・モスクワで観光、
・モスクワからサンクトペテルブルクへ行き、
・旅の締めくくりはフィンランドのヘルシンキまで

◆ちなみに途中下車しないで、ウラジオストックからモスクワまで通しで行くと、6泊7日らしい。(逆ルートの場合は7泊8日)

◆久しぶりに蔵前仁一の旅本を読んだので、個人的にはそれだけでもう十分。でも、列車内の話が7割を占めているので、テツじゃない人は途中で飽きちゃうかも。

◆本書には写真もたくさん(というか本書の4割くらいが写真)掲載されているのだけど、ロシアの何もない大地、開発しようにも寒すぎて誰も開発しないそれこそ文字通り手つかずの自然、モスクワのようにヨーロッパの伊吹を感じさせる大都会。ロシアは観光に向いている場所がたくさんある。ロシアが本気で観光開発しだしたら、「Visit Japan」なんて吹っ飛んじゃうじゃないのかな。


7点/10点満点

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蔵前仁一「各駅停車で行こう」感想。
紀行文。2007年04月29日読了。

各駅停車で行こう
蔵前仁一 /旅行人 1998/12出版 238p 19cm ISBN:9784947702166 ¥1,470(税込)

雑誌「旅行人」の最新号に、本書の広告が載っていた。蔵前仁一の本はほとんど読んだと思ったけど、この本は読んだ記憶がないし、実際本棚にも存在しなかったので、ああこれは読み逃していたのだな、と思っていつものように紀伊国屋bookwebに注文した。

で、届いたので読んでみたら、む?読んだことがあるエピソードばかりだぞ。

どうにも読んだことがあると思って蔵前仁一の文庫をざっと読み直したら、ああなんということでしょう、本書(単行本)は、幻冬舎文庫から出ている「いつも旅のことばかり考えていた」の元本でした。


「いつも旅のことばかり考えていた」のあと書きによると、「各駅停車で行こう」というタイトルが鉄道関連本だと勘違いしてしまった、という読者のクレームがあったので、文庫化に当たってタイトルを変えたそうだ。だったら元本となる本書を絶版にして欲しかったよ、といいたいところだけど、旅行人のような小さな出版社は断裁なんて悲しい処分はそう簡単にはできんのだろうなあ。棚卸の問題とかあるし。


そういうことなので本書は再読になるのだが、再読であるけれどもいつもの蔵前本と同じく楽しめたので、まあいいか。


7点/10点満点

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蔵前仁一「新ゴーゴー・アジア 下」感想。
紀行文。2006年05月23日再読了。

新ゴーゴー・アジア 下巻
蔵前仁一 /旅行人 2003/05出版 237p 21cm ISBN:4947702486 ¥1,680(税込)

この下巻で蔵前仁一さんが訪れた地は、インド、パキスタン、フンザからタシュクルガン&カシュガルへの山越え、チベット、ネパール、トルコ、シリア・ヨルダン・イスラエル、雲南省、バングラデシュ、と相も変わらず多彩。そしてどこの国でもバスや列車を利用する。

中でも、1987年のフンザ(パキスタン)から陸路タシュクルガン(中国)そしてカシュガル(中国)へ抜ける話は強烈。このルートが外国人に開放されて間もない頃に、蔵前さんは果敢にもチャレンジされたそうだ(本書には、解放されたのが1985年、旅したのが1987年となっている)。
二日がかりで通る道のりは、中パ国境からタシュクルガンまで3時間、タシュクルガンからカシュガルまで17時間。中国のバス運転手は、サスペンションの効いていないおんぼろバスを一人で運転する!んですって。道無き道を通るため、時にはダイナマイトを使って道を造るという荒技。標高4000m級のこの地を一人で運転し続ける中国人ドライバーはまさしく超人ですよ。
今はこのルート、中パ両国にとって重要な観光資源となっているから、道も良くなり、それなりに安全になってきているようだ。ま、そりゃそうだろう、私もそのうち行く予定に入れているくらいだから。

アジア各国が急速に発展を遂げている今、この本のような20年前のアジアの雰囲気を味わう旅をするには、アフリカに行かなきゃもう味わえないのかもね。昨日のフジテレビ・ニュースJAPANでスーダン復興がミニ特集されていたけど、中国人やインド人やパキスタン人がわんさか商売しているのを見ると、近い将来アフリカも開発されてしまう感じがするけど。

6点/10点満点(再読なので)

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蔵前仁一「新ゴーゴー・アジア 上」感想。
紀行文。2006年05月17日再読了。

新ゴーゴー・アジア 上巻
蔵前仁一 /旅行人 2003/04出版 237p 21cm ISBN:4947702478 ¥1,680(税込)

「ゴーゴー・インド」を読んだならば「ゴーゴー・アジア」を読み直さなければ。というわけで「新ゴーゴー・アジア」も再読することにした。

3年前に一度読んでいるのだけど、再読でも十分面白いね。1980年代のベトナム、カンボジア、ラオスは入国制限があった話とか、(特に)ラオスの民は純朴だった話とか、中国はメイヨーの国だった話とか、アジアのバス旅行は地獄なのだという話とか。今じゃアジアの国々はどこもかしこも観光地になってしまっているから、今じゃ考えられない話ばかりだなあ、と今更ながらに旅行熱にとりつかれた私は、やっぱ金銭的に無理してでも若い頃もっと旅行に出てりゃ良かったよ、と蔵前さんのような生き方を羨み後悔。言ってもしょうがないのだが。

他の作家が書いた1960年代~80年代の紀行文と、本作で蔵前さんが体験している内容はそれほど大きな違いはないと思うのだが、蔵前さんが書く飄々とした文体、的確なコメント、ちょっとした皮肉、注釈に記された歴史背景の書き方などは、蔵前さんにしか書けない味だ。

その味が、たまらなく良いのだ。

6点/10点満点(再読なので)


ところで「オペレーションローズダスト・下」はどうしたんだ?

いやあ、読んぢゃいるけど読みづらくってたまんないのよ、あれ。それほど面白くもないしさ。

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蔵前仁一「新ゴーゴー・インド」感想。
紀行文。2006年05月13日再読了。

新ゴーゴー・インド
蔵前仁一 /旅行人 2001/09出版 222p 22cm ISBN:4947702397 ¥1,680(税込)

著者の蔵前仁一さんは、出版社「旅行人」の社長さんで、イラストライター。
十数冊の旅行記を出されていて、飄々と書かれているエピソードはどれもこれも面白い。


旅行人ウルトラガイド アッサムとインド北東部(アッサム州・アルナーチャル・プラデーシュ州・メガラヤ州・トリプラ州) を買った。

旅行人ウルトラガイドは読み物として結構面白いので、その地に行く気がなくても買ってしまう。まあ旅行人という小さな出版社が潰れては困るので、旅行人の出す本はなるべく買ってあげようという余計なお世話も多分に含まれているのだが。

ウルトラガイドを一通り眺め終え本棚に入れようとしたら、旅行記の棚が入り切らなくなった本で溢れかえっていた。しょうがない、と本棚を整理していたら、奥の方から本書「新ゴーゴー・インド」が出てきた。

おお、懐かしい。思わず手に取り読み始めてしまった(本書を読むのは4~5回目かな)。

20代の頃、私は旅行に行きたくて行きたくて、どうやったら長期休暇が取れるか、そればかりを考えていた。結局20代の頃に勤めていた会社では長期休暇が全く取れず、やむなく会社を辞めた。辞めたときはバブルがはじけきっていて、職そのものがなかなか見つからず、詰まるところ貯金を食いつぶしていた。そんな状況では旅行に行きたくても行けない。30代になり、会社も見つかり給料もそこそこ貰え、生活も安定してきた。そんなとき、「新ゴーゴー・インド」と出会ってしまった。2001年秋のことだ。この本を読んだとたんに、旅行に行きたい行きたい行くぞ行かねば行かなければ、と旅行熱が再燃してしまった。しかし、その頃私は熱帯魚を飼っていた。小さい熱帯魚(テトラとか)は、3日えさを与えないと死んでしまう。せっかく(?)旅行熱が再燃したのに、熱帯魚のおかげで長期旅行は行けない身になっていた。悲しい。そんな熱帯魚も、昨年の引越のとき全滅してしまった。7年も生きていたブラックゴースト(ナイフフィッシュの仲間)も死んじまった。全滅したときは悲しくて涙が出たけど、そのおかげで吹っ切れて、ようやく今年の夏に長期休暇が取れることになった。よし、行くぞ、旅行だ。(行くのはインドじゃないけど)

罪な本だよ、まったく。

6点/10点満点(再読なので)

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蔵前仁一「新ゴーゴー・インド」感想。
紀行文。2002年04月03日読了。

新ゴーゴー・インド <br />
蔵前仁一 /旅行人 2001/09出版 222p 22cm ISBN:9784947702395 ¥1,680(税込)


「「アジアのディープな歩き方」の出版社が「旅行人」なので、その主宰者(社長)蔵前仁一氏はさぞや面白い紀行文を書くのだろう、と思い本書購入。

おお、インドとはなんと魅力溢れる国なんだ、インドに行ってみたい。すごく行きたいぞ。


8点/10点満点

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