カテゴリー「◇語学などの勉強本」の記事

2018/09/18

中条省平「世界一簡単なフランス語の本」感想。
言語学習。2018年05月28日読了。


私は今年(2018年)1月からフランス語の学習を始めた。

2011年から英語を猛特訓して(約4,000時間)、かなりマニアックな英単語にまで手を出し(例えばprotomartyr)ちょっと英語に飽きてしまったのと、時間をかけて学習すれば言語は習得できるという自信が得られたので、念願のフランス語に着手した。

文法に着手する前に、とにかく単語を覚えよう!という考えのもと、ガシガシ単語(特に動詞)を習得してきた。この本を買うまでで、おおよそ100時間の学習をおこなった。

そろそろフランス語検定4級を受けようかな、と思って検定対策の本を買ったら、文法問題が結構あって、こりゃ文法も勉強しないと全然だめだわ。

で、文法を独習するにはどういう本がいいのかな?と悩んでいるちょうどその時、本屋に本書が並んでいて、立ち読みしたら良さげなので買った。

良かった。

今の私のレベルにぴったりの本であった。この本は、今私の学習机の前に常備し、何度も読んでいる。ありがたい。

とはいえ、フランス語を全く勉強したことがない人にとっては、やっぱり敷居の高い本なのではないかと感じる。


7点/10点満点


※フランス語の動詞は、人称代名詞(私je、君tu、彼/それil、彼女elle、私たちnous、あなたたちvous、彼らils、彼女らelles)に従う形で変化し、現在、半過去、過去、未来系もあり、条件法、接続法、命令形などでも変化するので、一つの動詞につき最低10種類くらいの活用形を覚えないとならない。だが80%以上の動詞は決まったパターンになる。

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2018/06/06

マーク・C.ベイカー/郡司隆男訳「言語のレシピ 多様性にひそむ普遍性をもとめて」感想。
言語学。2017年09月02日斜め読了。

世界中のいろんな言語は、パラメーターをつけて分析すると、化学みたいに言語ごとの特徴がよくわかる。というわけでいろんな言語のパラメーターのつけ方を解説しよう。

的な本。

A言語とB言語は文法が似ている
A言語とB言語は発音が似ている
A言語とB言語は語源が似ている

というようなことではなく、能格や与格の使い方に相似がみられるのでうんたらかんたら。

著者が何を言っているのかさっぱりわからなかった。ちーん。


評点なし(私には難しすぎた)/10点満点

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2016/12/28

朝日ジャーナル編「世界のことば」感想。
言語の紹介。2016年07月23日読了。

地球上には6000以上の言語がある(wikipediaには8000との記述もある)

そのうち本書では114の言語について紹介されている。見出しは110項目だが、諸語として紹介されているのが含まれているので114になるのだろう。

本書の構成は極めて簡単で、見開き2ページにつき1つの言語が紹介されている。

執筆者はその言語を研究している言語学研究者や、その言語が使われている地域の地誌学や歴史を研究している学者で、言語学的なアプローチ(発音ほか)をしている人もいれば、その言語が使われている周辺の地誌だけを記す人もいて、まちまち。要は執筆者が100人いる共著と思ってください。

本としてのまとまりはないけど、世界にはこういう言語がある、という知識を増やすにはいいかもしれない本でした。1991年発売。古本で入手。

6点/10点満点

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2016/05/17

小松達也「英語で話すヒント 通訳者が教える上達法」感想。
語学。2016年04月21日読了。

1934年生まれの著者は、1966年に日本初の会議通訳(同時通訳)エージェント会社の創設に参加し、以後、G8サミットの同時通訳を担当するなど、同時通訳界の重鎮的な方(らしい)。

そういう方が書かれた本書。通訳を目指す方向けの英語学習方法指南書。

私にはピンとこなかった。理由は明確で、私は通訳を目指している訳じゃないから。幾つか参考になる部分もあったけど、それは英文法書にも出てくることです。

こういう本は「その道で成功した他人の勉強方法を教えて貰う」本なので、その勉強方法が合わなかったらさっさと次に移行すべし。本書が良い悪いではなく、あくまで「自分にとって参考になるかならないか」なので、本書は私には合わなかったということで。


5点/10点満点

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2016/04/27

鳥飼玖美子「本物の英語力」感想。
学習方法。2016年03月05日読了。

私は、英語の勉強方法(英会話だけに非ず)について書かれた本をわりとたくさん読んでいます。

私自身の英語遍歴は、

2005年頃に1年ほどスピードラーニング(月6000円くらい)
→TOEIC300点

2006-2007年の2年間、ベルリッツのセミプライベートコース(年額36万)
→TOEIC360点

2009-2010年に世界一周旅行
→英語があまり通じなかった

2011年に4週間フィリピン英語留学
→TOEIC450点

その後、iKnow(単語学習サイト) 及び EnglishCentral(発音学習サイト) という二つの英語自習サイト(安いけど有料です)で勉強を続ける
→TOEIC600点

この頃の語彙力は、Weblio(という辞書サイト)の語彙力診断テスト(無料会員に登録すれば回数制限はあるけど誰でも受けられます)で3000-5000語。

TOEIC受験は金もかかるし、何よりもTOEICの試験形式に慣れるための準備に時間がかかってしまうので、600点を取れたのでひとまず終了。

iKnow でひたすら単語学習を続けた結果(本日現在、iKnowだけで1576時間やってます。EnglishCentral(やめた)やフィリピン留学も加えると2500時間を超えています)、Weblio の語彙力診断で15000-25000語に上昇。ちなみに iKnow は DMM に買収され、DMM英会話との連携もできるようになりました。たぶん今TOEICを受験したら730点は突破できるんじゃないだろうか、と思ってます。


本書は、TOEIC450点以上の人が次の勉強方法を探るための本として読むと、なかなか有益な情報が書かれていると思います。


本書で著者が熱心に勧めている方法は、「英語で書かれた本を読む」こと。読解力が付けば、必然的に文法も身につき、TOEICやTOEFLなどの試験の際、文章を読むのに焦ることもなくなる。またアメリカなどの大学に留学する場合、英語で書かれた文献をたくさん読まなくてはならないから、読むのになれておいて損することはひとつもなし。

分かってはいるけど、英語の本を読む時間があるなら、日本語の本をたくさん読みたいのが今の私。時間のバランスが難しいんですよね。


6点/10点満点

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2016/01/25

新名美次「50カ国語習得法」感想。
語学ハウツー。2015年11月30日読了

著者は1943年生まれの眼科医。1969年に渡米し眼科専門医の研修を受け、1974年ニューヨークで眼科を開業。

ニューヨークという土地柄、英語を満足に喋れない移民も多く、移民を診察するために様々な言語を覚えていったら50カ国語を喋れるようになりました。

ちなみに本書は2015年に出た改訂版で、元々は1994年にでた「40カ国語習得法」という本。

本書に書かれている真髄は結構簡単で、毎日勉強しましょう、音読しましょう、ある程度複数の言語を喋れるようになったら言語間の規則性に注目しましょう。

である。

語学の天才が書いた本なので、私を含め一般の人には通用しない。


4点/10点満点

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2015/05/01

シグリッド・H・塩谷「アメリカの子供はどう英語を覚えるか」感想。
エッセイ。2015年01月26日読了。

英語の勉強本としてはまったく役にたたない。

片親が英語ネイティブのハーフの子を持つ親(日本人が父親でも母親でも)なら役にたつかも知れないが、それ以外ではほとんど役にたたない。

純粋にエッセイとして読んだら多少は面白いかも知れないが、英語が分かんないとそのエッセイ部分も面白くない。かなり中途半端な本。


3点/10点満点

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2014/12/10

ロンブ・カトー(ハンガリー人)/米原万里訳「わたしの外国語学習法」感想。
勉強法。2014年11月14日読了。

著者ロンブ・カトー女史は1909年生まれのハンガリー人で、本書の原著が出たのは1972年。今(2014年)から42年も前。

著者は、日本語や中国語を含めた16の言語を独学で習得した。そのうち5カ国語(ハンガリー語、ロシア語、英語、フランス語、ドイツ語)はどの組み合わせでも同時通訳が可能で、イタリア語、スペイン語、日本語、中国語、ポーランド語は時間は要するものの通訳が可能、ブルガリア語、デンマーク語、ラテン語、ルーマニア語、スロバキア語、ウクライナ語に関しては翻訳が可能。

本書は、そのノウハウが書かれた本で、日本語版単行本は1981年に出版され、現在普通に手に入る文庫本は2000年に出版された。


著者は、まだカセットテープすらない時代(wikipediaによるとカセットテープは1962年に開発された)に生まれ、第二次世界大戦後、生きるために次々と語学を修得していったという経歴を持っている。

本書に書かれている重要なことは、

・外国語を習得するためには、週平均10-12時間の勉強が必要。

・外国語を習得するためには、能動的に習得したい言語で書かれた本を読むこと。

・文法を知らずに言語を修得できるのは、母国語だけ。それも喋るだけ。書くためには母国語であっても文法を知っている必要がある

・外国人とコミュニケートするとき、教養の高い外国人の言うことの方が、教養の低い外国人の言うことより理解しやすい(これは世界一周旅行をした経験上、凄まじく同意できる)


です。究極的は、習得したい外国語で書かれた本を読め! ということです。


私は世界一周旅行で自分の英語力が低いことに打ちのめされて、今では毎日1時間英語を勉強しています。ネットで勉強しているので、リスニングはすごく上達しましたが、文法は今三つです。

自分でも、英語の本を読まないと文法力が上達しないと分かっているのですが、なかなか読めない。


理由は簡単です。

日本には、日本語で書かれた(もしくは翻訳された)素晴らしい書籍がたくさんあり、私は自分の知識の幅を拡げるため、英語の本を読んで英語力を伸ばすより、日本語で書かれた書籍を読んで知識を拡げるために時間を使っていることに重きを置いているのです。


2014/12/12追記:

例えばフィリピン。タガログ語(と英語)が公用語と言われていますが、タガログ語は首都マニラを中心としたルソン島周辺の言語で、セブ島はセブアノ語、パナイ島はイロンゴ語です。フィリピンで書籍を発行するのに、タガログ語で印刷しても売れる地域が限られているので、最も普及している英語の本が数多く出版されます。

同じ意味でインドも、一般的によく知られるヒンドゥー語 (हिन्दी) の他に、アッサム語(অসমীয়া)、ベンガル語(বাংলা)、ボド語(बोडो)、ドーグリー語(डोगरी)、グジャラート語(ગુજરાતી)、カンナダ語(ಕನ್ನಡ) 、カシミール語 (कॉशुर, کشُر)、コーンカニー語(कोंकणी)、マイティリー語(मैथिली)、マラヤーラム語(മലയാളം)、マニプル語(মৈতৈলোন্)、マラーティー語(मराठी)、ネパール語(नेपाली)、オリヤー語(ଓଡ଼ିଆ)、パンジャーブ語(ਪੰਜਾਬੀ , پنجابی)、サンスクリット語(संस्कृत)、サンタル語(?)、シンド語(سندھی زبان)、タミル語(தமிழ்)、テルグ語(తెలుగు)、ウルドゥー語(اردو)が公用語(全部で22の言語)なので、結局英語の本がインド全国に普及します。ちなみにこれらの言葉は文字も違います。


日本はとても恵まれた国で、日本国に生まれ育った人は(百年くらい前までの沖縄やアイヌなど一部を除き)ほとんどの人が日本語を読み書き出来る。だから日本語で書かれた優れた書籍が山のようにある。

日本人の英語下手の一因は、例に挙げたインドやフィリピンなどの多言語国家に比べ、英語の書籍を読む必要が少ないから。最先端の学術論文ですら、ものによっては日本語に訳されている。


本書の著者はハンガリー人で、ハンガリー語で書かれた書籍よりも、近隣国であるドイツ語やロシア語、フランス語、英語で書かれた書籍が翻訳されないまま原書で書店に置かれていて、外国語の書籍を読むということが当たり前の環境なのでしょう。たぶん今でも。


(何度も書きますが)それに比べると日本は、日本語で優れた書籍を山ほど読める。


これは幸せなことであり、しかし外国語を学ぶと言うことに関しては障害にもなる。


私は、日本語で書かれた優れた書籍をどんどん読みたいので、英語の本を読む、ということにまで手が回らないのです。英語の本を一冊自力で読み通せば、かなりの英語力が身につくと分かっていながら、手が回らないのです。

自分の人生の優先順位をどのように位置づけるか、という問題なのですね。


楽して英語が身につくわけもなし。


6点/10点満点

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2014/11/16

橋本陽介「7カ国語をモノにした人の勉強法」感想。
勉強法。2014年10月31日読了。

この手のハウツー本は、そのやり方が自分に合っているかいないかで大きく評価が分かれる。

私は40歳頃から英語の必要性を感じ、スピードラーニングをやったり、ベルリッツに通ったり(年間36万のセミプライベート)、何冊も英語の学習書を買ったり(買っただけ)、色んなことをやってみたけど全然上達しなかった。

TOEIC300点→ベルリッツに2年→TOEIC360点

これで世界一周旅行に行った。

知っている単語を駆使すれば、それなりに通じることが分かった。

その後、フィリピンに1ヶ月の短期英語留学をした。TOEICは450点になった。

その後、毎日30分~1時間の英語の勉強をやるようにした。EnglishCentralとiKnowを使った。

留学から1年後、TOEICは600点を超えた。

毎日の勉強が大切なんだな、と実感した。


本書はそれ以上のことは書いていない。


要するに、語学を修得したければ毎日勉強しなさい、ということである。


2点/10点満点

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2014/07/27

松田素二編「アフリカ社会を学ぶひとのために」感想。
アフリカ概説。2014年07月13日読了。

◆内容(amazonから引用)
多様な民族・言語・生態環境をもつアフリカが体系的にわかる入門書。アフリカの経験してきた過去・困難・絶望のなかから、アフリカの潜在力を描きだし、人類社会の希望と可能性を展望する。21世紀のアフリカを理解するための必携書。
◆内容終わり

目次
序 アフリカの潜在力に学ぶ 松田素二(文学博士。京大大学院教員)

第1部 多様性を学ぶ
 1 民族と文化 松村圭一郎(人間・環境学博士。立教大学教員)
 2 言語 小森純子(文学博士。大阪大学教員)
 3 生態環境 伊谷樹一(農学博士。京大大学院教員)
 4 生業 曽我亨(理学博士。弘前大学教員)
 コラム アフリカのなかのアジア 飯田卓(人間・環境学博士。国立民族学博物館教員)

第2部 過去を学ぶ
 1 人類誕生 中務真人(理学博士。京大大学院教員)
 2 古王国 竹沢尚一郎(民俗学博士。国立民族学博物館教員)
 3 奴隷交易 宮本正興(中部大学・大阪外語大学名誉教授)
 4 植民地支配と独立 津田みわ(JETROアジア経済研究主任)
 コラム 西アフリカ発掘事始め 竹沢尚一郎(前出)

第3部 同時代制を学ぶ
 1 ポピュラーアート 岡崎彰(PhD。一橋大学大学院教員)
 2 ライフスタイル 松田素二(前出)
 3 結婚と家族 椎野若菜(社会人類学博士。東京外国語大学教員)
 4 宗教生活 近藤英俊(人類学博士(PhD)。関西外国語大学教員)
 コラム 排外主義の台頭 やまもとゆめ(京大大学院博士課程)

第4部 困難を学ぶ
 1 政治的動乱 遠藤貢(DPhil。東大大学院教員)
 2 経済の激動と開発援助 峯陽一(同志社大学大学院教員)
 3 自然保護と地域住民 岩井雪乃(人間・環境学博士。早稲田大学教員)
 4 感染症 嶋田雅曉(医学博士。長崎大学教授)
 コラム ゴリラ・ツーリズム 山極寿一(理学博士。京大大学院教員)

第5部 希望を学ぶ
 1 在来農業 重田眞義(農学博士。京大大学院教員)
 2 相互扶助 平野(野元)美佐(文学博士。京大大学院教員)
 3 紛争処理 阿部利洋(文学博士。大谷大学教員)
 4 多文化共生 松田素二(前出)
 コラム いちばん新しい独立国 栗本英世(大阪大学大学院教員)


ココログ(このブログのシステム。niftyのサービス)のエラーで書いた内容(ここから下の部分)がすっ飛んだ。あちゃあ。


本書は、アフリカに関する何らかのことを「学問として勉強しよう」と思っている人に向けた入門書。ビジネス的な要素は少ない(とはいえ、ケニアの携帯電話会社が行っている携帯電話を使った送金サービスMPESAの話などが載っているので、ビジネス要素が全くないわけではない)


上記目次(タイプするのに20分以上かかった)のように、実に多彩な大学教師陣による共著である。


入門書という位置づけなので、幅広いテーマを取り扱っているが、個々の話に関して掘り下げは浅い。この本を読んで、個々の話に興味を持ったら、巻末に5頁ほど掲載されている関連書籍を読んでみましょう。的な構成になっている。


私が興味を持ったところ。

言語に関して、世界では現在約7000の言語があり、そのうち約2000がアフリカにあるらしい。このことは、世界中の言語をリストアップしている「エスノローグ」というWebサイトに載っている。ただし、「エスノローグ」は学術的(言語学)的な基準に基づいているわけではない。(p30)

ケニアはスワヒリ語と英語が主要な言語だが、現在のケニアではスワヒリ語に英語の文法を取り入れた「シェン語」という言葉が普及してきているらしい。元は若者言葉だったが、だんだんと全土に広がってきて、言語学的にスワヒリ語ではない言葉になりつつあるのだとか。(p35)

ニジェール川の河口付近では青銅器が発掘されていて、イグボ・ウクウの青銅器という見事なものが出土している。(p88) リンク先はアフリカ雑貨アザライというお店のWebサイト

アフリカの携帯電話会社は、旧宗主国の関係でイギリスのボーダフォンや、フランスのオレンジなどが事業を展開しているが、アフリカ15カ国で携帯電話サービスを提供しているザイン・アフリカはクウェート資本。そのザイン・アフリカは2010年にインドのエアテルに買収されている。グルーバル化が進んでますな。(p146)

ケープタウンで不法移民排斥運動が起こり、多数の人が犠牲になった。南アフリカのジャーナリスト(現在はイギリスに住んでいる)スタインバーグは、移民に対する攻撃をやめるように呼びかけたが、住民の反応は冷たかった。「毎日のように発生している多くの犯罪のなかで、なぜお前は外国人が犠牲になった犯罪だけ反応するのか」と感じた。とのこと。(p179)

アンゴラで紛争があった頃(1975年頃)、キューバが12,000人の実戦部隊を送り込んだ。(アンゴラは社会主義を実践している国、等々の理由があるのでしょう)(p185)

ガーナでは2004年に国民健康保険制度が導入された。(p255)


個々の掘り下げが浅い(仕方がないのだが)ので、総合評価としては辛めの点数をつけてしまったが、これは私が個人的にアフリカ関連書籍を多く読んでいるから辛口になってしまうのである。


アフリカに興味がある人は読まれたし。


6点/10点満点

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