カテゴリー「◎美術書・アートブック」の記事

2012/04/18

蔵前仁一「わけいっても、わけいっても、インド」感想。
インドアート探求紀行エッセイ。2012年04月17日読了。

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わけいっても、わけいっても、インド

インドの奥地に住む先住民アディヴァシが描くミティラー画。
それを見るため、観光地じゃないインド各地を旅する蔵前仁一夫妻。蔵前氏は出版社「旅行人」の経営者で、雑誌「旅行人」の編集長で、イラスト紀行エッセイスト。

出版社「旅行人」に掲載されている本書の案内

日本にある「ミティラー美術館」公式ホームページ。そこに掲載されているミティラー画と、もう一つの先住民アートワルリー画


世界一周旅行に出発する前に買った本なのに、2年半もほったらかしの積ん読。ようやく読んだ。

本書は半分が写真で、半分がミティラー画のルーツを辿ったりする紀行エッセイ。

インドのコルカタから列車に乗ってビハール州のサマステプルという街に行き、リキシャでバス停に行って、マドゥバニ行きのバスに乗ったけど、川が増水でバスは渡れないから小さなフェリーボートに乗り変え川を渡り、対岸で待っていた乗り合いオートリキシャでラリアスリという街に行き、ここからまたバスに乗ってマドゥバニと言う、ミティラー画発祥の地に着いたのだった。コルカタから19時間の旅だった。

なんていうのを最初の2ページでさらりと書いている。

ビハール州というのはインドの中でも貧しい地域で、マドゥパニでは電線が切れて停電になっても数ヶ月は放っておかれるらしい。でもマドゥパニは停電になれるだけましな地域ともいえる。

と、マドゥパニの人は言っていた。

という、ユーモア溢れる感じで、蔵前夫妻はインドの奥地を「ずんずんずんずん」進んでいく。


本書自体は、インド旅の達人蔵前仁一ですら知らなかった新たなインド(勝手に道案内をしてチップを受け取らない親切なインド人がいるインド)を、魅力たっぷりに紹介されていて、とても面白かったのである。

ただ私はミティラー画という絵画自体にあまり興味を持てなかったため(個人的にはアフリカンアートの方が好みである)、点数をちょっとだけマイナスしてしまったが、インドが好きな人なら堪能できるだろう。


8点/10点満点


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2006/08/02

emi nakayama 作品集「RIVET」

★

emi nakayama さんという日本人イラストレーターの作品集。
これを手にしたのは3年くらい前だったのだけど、それ以来、私の一番のお気に入りイラストレーターです。
この人の描く味のある絵を見たらもうぶっ飛んじゃいます。
もっと売れて欲しいんですけどね。

MISCHIEVOUS(ミスチバス)というホームページを主催しているので興味ある人は見てみて。

9点/10点満点



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2006/01/06

「PAPER IN DESIGN」紹介。
紙を紹介する本

PAPER IN DESIGN
ピエ・ブックス 2002/05出版 184p 31cm ISBN:4894441969 ¥16,800(税込)

紙をデザインにどう活かすか、を実例紹介するとともに、実際に紙のサンプルをつけちゃった本。

紙のサンプルは109種類もついており、サンプルと実例を比べながら見ると、デザインの参考になる。とても参考になる。

しかーし、16,800円は高すぎる。会社経費でなく個人の金でこんな本を買う私も私だが、いくら何でも。

で、結局この本を買ってしばらくした後、竹尾(という紙の問屋さん)のミニサンプル集を買ってしまった。こっちは43冊で約4,500の紙サンプルがついていて10,500円。値頃感は十分満腹だが、あまりにもプロ向けすぎて、使い道の判らん紙がようさん入っていて、見ているだけで楽しかったり悩んだり。会社に出入りしている封筒印刷の営業担当に、竹尾の紙扱えるかー、と聞いたら竹尾を知らんとぬかしよった。プロの印刷屋でもそんなもんなのかね。

4点/10点満点(いくら何でも高すぎ)


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宣伝会議編「紙とコスト」紹介。
装丁がスバラシイ本

紙とコスト
宣伝会議 2003/10出版 141p 26cm ISBN:4883350932 ¥2,520(税込)

とにかく装丁がスバラシイのです。

シンプルかつ大胆かつ洗練された表紙と帯。
装丁デザインの一つの頂点ではないかと思う。(奥付によると装幀:木下勝弘氏とある)

内容もそれなりに充実しており、奥付には本書に使用されている紙の種類が全て掲載されている。買ってから2年以上経っていると思うのだが、未だ紙は日焼けせず、美本状態のまま。

本好き、装丁好き、紙好きな人たちが、寄って集って採算度外視で作った本、そんな印象を受けます。値段に見合った価値ある本です。

8点/10点満点


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「任意の点P」紹介。
レンズ付き3Dイラストブック。

任意の点P
慶応義塾大学/中村至男
美術出版社 2003/04出版 1冊(ペ 20cm ISBN:456850256X ¥2,625(税込)

本にはこんな活用方法があったのね、と唸ってしまう装丁の本。

本書の表紙に、かなりしっかりしたプラスチックレンズが2枚埋め込まれており、その2枚のレンズを通して本書のイラストを見ると、あら不思議、イラストが全て3D映像になってしまうのです。

3D化されたイラストの驚きは、ステレオグラムとか、目が良くなる3Dイラストとかと大差はないのだけど、目を凝らさなくても3Dに見えちゃう(しかも焦点距離が正確だから、誰でも簡単に)のは画期的アイデア。

そのうち気が向いたときに本書の 読み方を写真に撮ります。

8点/10点満点

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渡辺良重・内田也哉子「BROOCH・ブローチ」紹介。
絵本。

BROACH
渡辺良重・絵/内田也哉子・文
リトル・モア 2004/12出版 1冊(ペ 20cmX27cm ISBN:489815140X ¥1,800(税込)

装丁がステキな本を紹介。

本書は絵本だが、本文ページに使われている紙が、辞書に使っているような薄い紙で、常に次のページの絵が透けて見えるのです。今まで見たことがあるようでなかった斬新な装丁の本。ステキです。

手に取る機会があれば、ぜひ一度見てほしい。

7点/10点満点

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