カテゴリー「◆小説・経済小説・現代小説」の記事

2012/03/20

梁石日「闇の子供たち」感想。
小説。2012年03月12日読了。

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闇の子供たち

◆内容(紀伊國屋Bookwebより)
貧困に喘ぐタイの山岳地帯で育ったセンラーは、もはや生きているだけの屍と化していた。
実父にわずか八歳で売春宿へ売り渡され、世界中の富裕層の性的玩具となり、涙すら涸れ果てていた…。
アジアの最底辺で今、何が起こっているのか。
幼児売春。
臓器売買。
モラルや憐憫を破壊する冷徹な資本主義の現実と人間の飽くなき欲望の恐怖を描く衝撃作。


◆感想
・幼児売買をテーマにした児童ポルノ小説である。
 →油断すると勃起するくらいの描写である。
・全ての登場人物に魅力がない。
 →いや、本当に、誰一人として魅力がない。
・神様視点のごとく、都合良く話があっちこっちに飛ぶ。
 →これ故、誰が主人公なんだかわからない。
・時間の流れが適当(矛盾を感じる部分が多々あり)。
 →かといって前に戻って確認する気にもならない。
・話の作り込みが全て中途半端。
 →前半に出てきた登場人物の生死が、後半脇役の一言で片付けられるとか。

まあ、失敗作だろう。


3点/10点満点


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2012/01/28

山崎豊子「沈まぬ太陽(五・完結) 会長室編・下」感想。
企業小説。2012年01月26日読了。

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沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下)


ラストはスカッとしないけど、結果的に3部5巻の大長編を一気読みしたんだから、そうとう面白い小説だったと言えるのでしょう。


7点/10点満点


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2012/01/27

山崎豊子「沈まぬ太陽(四) 会長室編・上」感想。
企業小説。2012年01月25日読了。

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沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上)

この巻も主人公の存在感が薄く。

JALがモデルとなっている航空会社のむちゃくちゃな経営と、政治家と官僚との癒着っぷりに主眼が置かれているのですね。


本巻462ページに、組合に入らない機長は「出世を期待するグループ」と「組合嫌いというグループ」に大別できた、とある。組合活動が嫌いっていうのは一定数いたんですね。


6点/10点満点


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2012/01/26

山崎豊子「沈まぬ太陽(三) 御巣鷹山編」感想。
企業小説。2012年01月24日読了。

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沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇

これがノンフィクションだったら素晴らしいのだが。

事実を元にしているとはいえ、あくまで小説と考えると、主人公の存在感が薄く何だかなあ、という印象。


5点/10点満点


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2012/01/25

山崎豊子「沈まぬ太陽(二) アフリカ編・下」感想。
企業小説。2012年01月23日読了。

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沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下)

あらあら。

主人公(恩地)の精神状況がだんだんとささくれ立ってきて、読んでいてしんどい部分が。

とはいえストーリーは面白いのですね。


6点/10点満点


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2012/01/23

山崎豊子「沈まぬ太陽(一) アフリカ編・上」感想。
企業小説。2012年01月20日読了。

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沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)


今さらですが。

山崎豊子は読んだことがなかったので、映画にもなった本作を読んでみました。(映画化とは関係なく、2006年頃にアフリカが舞台の小説だったから買った。で、そのまま積ん読だった……)


時代背景は東京オリンピックの頃なので昭和30年代後半。

主人公は労働組合の委員長。


もうこの設定で読む気が萎える……

(といいつつ、話の作りは面白いし読みやすい)


昭和の話なんだなあ、と感じる次第。


労組、ねえ。

否定はしませんけど、労組の活動に熱意を燃やすくらいなら、その時間を自分のスキルアップに当てろよ、と思う私は1966年生まれの45歳です。


7点/10点満点

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2010/10/17

熊谷敬太郎「ピコラエヴィッチ紙幣」感想。
経済小説。2010年10月12日読了。

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ピコラエヴィッチ紙幣―日本人が発行したルーブル札の謎<br />


第1回城山三郎経済小説大賞受賞作の「ロロ・ジョングランの歌声」に続き、第2回城山三郎経済小説大賞受賞作である「ピコラエヴィッチ紙幣―日本人が発行したルーブル札の謎」を読むことにした。

あらすじ(紀伊國屋Bookwebより)
1919年秋、印刷工の黒川収蔵は紙幣印刷のため極東ロシア領の小都市尼港(ニコラエフスク・ナ・アムーレ)にある島田商会に派遣される。
当地最大の日本企業・島田商会の発行する紙幣「ピコラエヴィッチ」は、下落の激しいルーブル札を補完し、町の産業を支える紙幣として当地の人々の生活に深く根付いていた。
新紙幣の印刷は、美しいロシア娘オリガの協力で進められ、いつしか二人には恋愛感情が芽生えていった。
ようやく紙幣の印刷が完成に近づいた頃、町には4000人を超える赤軍過激派が押し寄せる。
ロシア人有力者たちは次々に処刑され、やがてその魔手は日本人にも向けられる。
外界からの援軍を得られない厳寒の尼港で、およそ750人の日本軍民は悲壮な覚悟で徹底抗戦を試みる。
果たして黒川とオリガの運命は?第2回城山三郎経済小説大賞受賞作。
「通貨とは何か?」「経済とは何か?」を問う問題作


本書は、昭和21年生まれの著者の処女作である。処女作だけに、

誰の視点で書かれているのかわからないプロローグやエピローグ、
取って付けたような恋愛話、
存在感がありそうなのに活かせなかった登場人物の数々(島田元太郎がその筆頭)、

など欠点はあるものの、紙幣はなぜ価値があるのか、紙幣はどのようにして流通するのか、そもそも海外で商売するとはどのようなことなのか、ということが物語の中に上手く織り込まれていて、良くできている経済小説と思う。

1919年というのはレーニンがロシア革命を起こした頃で、本書の舞台である尼港(ニコラエフスク・ナ・アムーレ)は地図で見ると以下の辺り。

大きな地図で見る


著者は、時代背景や極東ロシアの地理に関してかなり調べたと思われ、”資本家対労働者”の対立構造や、冬の極東ロシアの寒さが伝わってくる。

文章も上手いし情景描写も良くできているし魅力ある登場人物もいるし全体的に良い小説だと思うのだが、プロローグはまったくもって不要の一言に尽き、それが故に私的には辛口な点数を付けてしまうのである。


6点/10点満点


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2008/03/05

真山仁「虚像(メディア)の砦」感想。
現代小説。2008年02月28日読了。

虚像(メディア)の砦
真山仁 /講談社 2007/12出版 511p 15cm ISBN:9784062759250 \820(税込)

テレビ局の報道ディレクターが、中東で誘拐された日本人の行方を報道するうちに、自局内の内輪もめに巻き込まれてしまう話。対極的な存在として、お笑い番組プロデューサーの悲哀も描かれている。

ストーリーの元ネタとなっているのは、オウムで不祥事を起こしたTBSとイラク人質事件。舞台となっているテレビ局もTBSを下敷きにしている。


私はテレビ番組製作業を営む会社に勤め、プロダクションマネージャーとして13年働いている。私が仕事をしたことがないのはテレビ朝日だけ(キー局に限る)。テレビ神奈川やWOWOWの仕事もした。ドラマ・バラエティ・報道ドキュメント・スポーツ関係・アニメ等々の番組作りに関係し、諸々の仕事をしている。でも報道局とは仕事をしたことがない(音楽番組も関わったことがない)。


そんな私が思うに、まあかなり良くできている話ではないかと思う。


テレビ局の営業担当の姿がないとか、代理店の影が薄いとか、今のテレビ局にこんなに気骨のある人がいるのかなあという疑問とか(ま報道局の人とは仕事したことないから実態は知らないけど)、

親子の会話が凄まじく不自然であるとか、お笑いプロデューサーと部下のディレクターの会話があり得ないくらい不自然で異常とか、

イラクがモデルの国を「イスラム共和国」というネーミングにするとか、アルジャジーラをメソポタミア放送とネーミングするとか、毎朝新聞という毎日新聞がモデルなのか朝日新聞がモデルなのかわからないようなべったべたなネーミングするとか凄まじいまでのセンスの無さ(あるいはステレオタイプなわかりやすさを示したかったのか?)とか、

そのくせヨルダンはヨルダンと実名を出しているアンバランスさとか、

報道局の37歳のディレクターが運転手付きの車で取材に行くなんていくら局とはいえそんな贅沢できるんですかい?とか、

まあいろいろと文句はあるけど、


まあ結局夜中の1時まで読みふけって一気読みしたので、面白かったんだろう。


それと、明らかに古舘伊知郎(がモデルとなっている数行だけ登場する人物)のことを問題外のバカと断言しているところに、著者の気概を感じる(大袈裟)。


5点/10点満点

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2002/07/01

幸田真音「凛冽の宙」一行感想。
経済小説。2002年07月01日読了。

凛冽の宙
幸田真音 /小学館 2002/03出版 452p 20cm ISBN:9784093791540 ¥1,890(税込)


ラストがつまんない。


3点/10点満点

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