カテゴリー「◇ルポ・ドキュメンタリー」の記事

2018/09/24

デイビッド・アイマー/近藤隆文訳「辺境中国 新疆、チベット、雲南、東北部を行く」感想。
ルポ。2018年07月07日読了。

著者は、イギリスの新聞「サンデー・テレグラフ」の北京特派員(2007-2012年)。
1988年に初めて中国を訪れてから、ほぼすべての省を踏破。
その後タイのバンコクに居を移し、「サンデー・テレグラフ」東南アジア特派員。

本書で著者が訪れた場所(漏れあるやもしれず)


・はじめに
ウルムチ、カシュガル、

・第1部 新疆
ウルムチ、イーニン、コルガス、アルマトイ(カザフスタン)、ビシュケク(キルギス)、ナリン(キルギス)、タシュラバット(キルギス)、カシュガル、タシュクルガン、クンジェラブ峠、ヤルカンド、ホータン、ニヤ、チャルチャン、ミーラン、花土溝

・第2部 チベット
リタン、ツァワロン、成都、ラサ、シガツェ、パヤン、タルチェン、カイラス山、ジャンム、カトマンズ(ネパール)

・第3部 雲南
景洪、関累、チエンセーン(タイ)、タチレク(ミャンマー)、チャイントン(ミャンマー)、チエンコーン(タイ)、ファイサーイ(ラオス)、ムアンシン(ラオス)、瀾滄(ランツァン)、孟連、モンアー、パンサンミャンマー、瑞麗

・第4部 東北部
丹東、延吉、ハルビン、漠河、塔河、黒河、ブラゴヴェシチェンスク(ロシア)


詳細は明日(9/25)追記します。9/26に追記します

そのうち書きます。


8点/10点満点

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2018/09/22

服部正法「ジハード大陸 テロ最前線のアフリカを行く」感想。
ルポ。2018年06月12日読了。

◆内容(Amazonから引用)
「今そこにあるテロ」の現場を歩き、事件の歴史的・社会的背景を探るとともにジハーディストたちの真の姿に迫った戦慄のルポ!

イスラーム過激派がもっとも激しくテロ活動を展開しているのは、中東でもヨーロッパでもない。アフリカ大陸だ。たとえば、イスラム国(IS)が国家樹立を宣言した2014年にもっとも多くの人を殺戮したテロ組織はISではなく、ナイジェリアを中心に活動するボコ・ハラムである。西アフリカのマリでは2012年の一時期、アルカイダ系組織がフランスに匹敵する面積を支配下に置き、仏軍の介入を招く事態となった。アフリカはイスラーム過激派による「聖戦」の最前線なのだ。
本書は、毎日新聞ヨハネスブルク支局長としてジハーディストたちとそのネットワークを追い続けた著者による、四年に及ぶ取材の集大成である。アルカイダ系組織アルシャバブと軍が奇妙な共犯関係にあるケニア、無政府状態のソマリア、マリの砂漠、ボコ・ハラムが潜むナイジェリア北部のほか、あるテロリストを追う調査は北欧ノルウェーの田舎町にも及んだ。 被害の実態や事件の背景、歴史的経緯について詳しく言及しつつ、アフリカを舞台に暗躍するジハーディストたちの真の姿に肉迫した戦慄のルポ。高野秀行氏(ノンフィクション作家)推薦!

引用終わり


◆感想
著者は、1970年生まれ、NHK、テレビ番組制作会社を経て99年毎日新聞社に入社。
2012/4-2016/3、南アフリカのヨハネスブルク支局長。現在は毎日新聞外信部副部長。

毎日新聞のヨハネスブルク支局といえば、藤原章生氏、白戸圭一氏が在籍していた部署である。


まず最初に、本書は良い。

毎日新聞社に在籍しながらの活動なので、フリーランスの特派員や外国の特派員に比べると制限が多い。その中で、できるだけの取材をし、それをまとめたのが本書。

以下、着印象に残った部分。

(p33)
ケニアに比べて非常に安価なソマリア産の砂糖は、ケニアに密輸出されることで莫大な利益を生む。

(p67)
ソマリアの首都モガディシオでは、ホテルに入るのが容易ではない。ホテルの敷地から100mも離れたところに1か所目の警備ゲートがあり、そこでホテルと無線交信し、不審者ではないことを確認出来てから通貨を許される。

(p97)
米陸軍のニダル・ハッサン少佐が基地内で銃を乱射し、13人が死んだ。発散少佐は、アメリカ出身のアルカイダ幹部アウラキと何通もメールのやり取りをしていた。

(p124)
著者がマリの首都バマコに入った2012年8月、マリ北部はジハーディストに占領され、マリ政府軍にはそれを奪回する能力はなかった。(その後旧宗主国フランスが軍事介入している)

(p136)
マリに住むトゥアレグ人は、昔から反政府組織を作り活動していた。マリが大干ばつに襲われた1983-84年に、トゥアレグ人の傭兵部隊が大量に隣国リビアに移住し、その後、移住を認めてくれた恩義のあるカダフィ大佐の傭兵として雇われた。

(p174)
南米からコカインをヨーロッパに輸出する際、荷揚げ港として有名だったのがギニアビサウ。

(p254)
2014年7月、ボコハラムは、カメルーン北部で、中国人労働者やカメルーン副首相の妻らを拉致する事件を起こした。

などなど。


繰り返す。本書は良い。


8点/10点満点(良いのだが、企業に所属している以上行動に制限があり、そこが、この手の本を何冊も読んでいる私としては物足りない)

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2018/09/15

ヨアン・グリロ/山本昭代訳「メキシコ麻薬戦争」感想。
ルポ。2018年05月10日読了。

◆内容(Amazonから引用)
メキシコとアメリカの歴史的な関係を背景に、近年のグローバル化と新自由主義の進展のひずみの中で急拡大した「メキシコ麻薬戦争」の内実を、綿密な調査に基づき明らかにするルポルタージュ。米墨国境地帯で麻薬取引と暴力に依存して生きる「ナルコ(麻薬密輸人)」たちに密着し、犯罪者たちの生活や文化、彼らを取り巻く凄惨な暴力の実態を明らかにすると同時に、世界各地で注目されている「麻薬合法化」の議論など、問題解決に向けた方向性も指ししめす。

◆著者(Amazonから引用)
2001年より、『タイム』誌、CNN、AP通信、PBS News Hour、『ヒューストン・クロニクル』紙、CBC、『サンディ・
テレグラフ』紙など国際メディアに、ラテンアメリカに関する報道を行ってきた。
軍事作戦、マフィアによる殺人、コカイン押収などについて報道し、麻薬戦争について2人のメキシコ大統領、3人の司法長官、アメリカ合衆国大使らと議論した。
イギリス出身、メキシコシティ在住。本書は彼の最初の著書である。
本書は、オーウェル賞にノミネートされ、ロサンゼルスタイムズ・ブックフェスティバルで最終選考に残り、BBCラジオ4の「今週の本」に選ばれた。

◆感想
・第1章より。

著者はバックパッカーとしてラテンアメリカを訪れ、メキシコにはビセンテ・フォックス・ケサーダ(国民行動党=PAN) が大統領に就任する前日に来た(2000年11月30日と思われる)。そして著者は、異国で現地通信員になった。

メキシコはGDPが1兆ドルを超え(世界ランク15位前後)、若者の4人に1人は大学に行き、高学歴な中産階級を抱えている。

メキシコは制度的革命党=PRIが1929年から2000年まで政権を独占していた。長期政権は不敗を生み、政治家は私腹を肥やしていた。フォックス大統領(国民行動党=PAN)の登場に、メキシコ国民は多大な期待を抱いた。

前政権のPRIは麻薬密売人(メキシコではナルコと呼ばれる)を抑え込んでいた。何人かのギャングを逮捕するが、逮捕しなかったギャングから税金(というか賄賂)を徴収する。

PAN政権は、組織犯罪をコントロールするすべを知らなかった。フォックスの後に大統領になったカルデロン(PAN)は正面から喧嘩を仕掛けた。その結果、内戦状態といっても過言ではないほど、マフィアによる犯罪が増大した。カルデロン政権になってからの4年間で、34,000人が死んだ。そのうち2,500人が公務員である(2,200人の警官、200人の兵士、裁判官、市長、知事候補、国家公務員など)。国民はPANに失望した。

2012年、国民は新しい大統領にPRIのエンリケ・ペーニャ・ニエトを選んだ。(メキシコの大統領は6年任期で再選なし)

著者はナルコに興味を持ち、逮捕や押収の記事を書いていた。しかしそれらはうわべだけであると感じ、実際のナルコと話をすることにした。

コカの葉が取れる山岳地を這い、麻薬王の弁護士と食事をし、麻薬カルテルに潜入したアメリカ麻薬取締局(DEA)の捜査官と酒を飲み、街中で嫌というほど死体を見、子供を亡くした(殺された)母親の悲しみに満ちた声を聴いた。

そうしてやっと、ナルコと会うことができた。

コカや大麻を栽培する農家、スラムの若き殺し屋、麻薬をアメリカに運ぶ「ラバ」と呼ばれる運び屋、紙に救いを求める元ギャング。

本書は、10年にわたってナルコを取材した著者の集大成である。

原著は2011年に出版され、日本語版は2014年に出た。私は、工藤律子「マフィア国家 メキシコ麻薬戦争を生き抜く人々」2018年04月22日読了、で本書の存在を知り、買った。


・第2章以降
(p70)
1969年6月、ニクソン政権の担当者がメキシコに赴き、ケシ畑に枯葉剤を撒くように要請したが、断られた。仕返しとしてアメリカは、メキシコからアメリカへの入国検査を徹底した。通常の農作物などの輸出にも支障が出て、メキシコが折れた。アメリカのエージェントを、メキシコ国内で活動することを許した。

このあたりのことがベースになっている小説が、ドン・ウィンズロウの
「犬の力(上)」 「犬の力(下)」 「ザ・カルテル(上)」 「ザ・カルテル(下)」である。

(p142-)
アルトゥーロ・グスマンはメキシコの貧困層出身で、貧困から逃れるために軍に入った。ずば抜けて優秀で聡明だったグスマンは、空軍特殊部隊GAFEに入った。GAFEは、イスラエル軍やアメリカ軍からもトレーニングを受けた。

1994年、メキシコの反政府ゲリラ組織サパティスタが反乱を起こした。政府はGAFEに鎮圧をさせた。GAFEはサパティスタ33人を殺し、翌日さらに3人を殺した。3人は耳や鼻がそぎ落とされていた。サパティスタは反乱蜂起から12日後、休戦協定を結んだ。

司令官グスマンは、ヌエボ・ラレド(街)に赴任した。そこはナルコの街で、麻薬で稼いだ連中の豪邸が立ち並び、夜通しパーティが開かれ、何千人もの娼婦がいた。

グスマンは当初、ゴルフォカルテルから賄賂を受け取り、犯罪行為を目こぼししていた。しかし政権が交代し、軍の高官が収賄で50年の実刑判決を受けるなど、軍の先行きに不安が生じた。

グスマン派軍を辞職して、ゴルフォの傭兵に転身した。

ゴルフォの最高幹部カルデナスは、グスマン経由で軍のエリート十数人をリクルートし、最高の傭兵部隊を作った。これがメキシコで最もいかれた狂気の集団「ロス・セタス」の始まりである。

その後グスマンは、グアテマラの陸軍特殊部隊「カイビル」の元メンバーたちもリクルートした。カイビルは、グアテマラの反政府組織とその家族を、何万人も殺してきた屈強の部隊だった。

「ロス・セタス」は、ケシをや大麻を栽培していた山岳地の村に行き、「今日から麻薬を売るときは俺たちに金を払え」と宣言し、払わなかったものを次々殺した。


ここに書いたのは本書のほんの一部で、とても丁寧に、そしてとても深く掘り下げて書かれている。

また、訳者あとがきで、メキシコの農家は1994年に発効されたNAFTA(アメリカ、カナダ、メキシコの自由貿易協定)によって、自分たちで作って売るより安いトウモロコシがアメリカから輸入されるようになり、食い扶持を稼ぐために農村から都市部に移動する必要が出てきたことについて触れられている。


良書


9点/10点満点(原著が2011年のため、最新情報が少ないという部分でちょっとだけマイナス評価)

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2018/07/17

工藤律子「マラス 暴力に支配される少年たち」感想。
ホンジュラスルポ。2018年05月01日読了。

◆Amazonより引用
殺人事件発生率世界一の中米ホンジュラスには、凶悪な若者ギャング団「マラス」がはびこる。
マラスの一員になる条件は、誰か人を殺すこと。そして、組織から抜けるときは、死を覚悟しなければならない。
なぜ少年たちは、死と隣り合わせの「悪」の道に進むのか。
元マラスや現役マラス、軍警察、そして若者ギャングの人生を変えようと奮闘する人々を取材し、暴力と貧困のなかに生きる少年たちの驚くべき現実が明らかになる。
殺人命令から逃れるためにメキシコへの決死の逃避行を果たした少年。マラスから抜けてギャング以外の道を若者に訴えるラッパー。そして、刑務所で囚人たちに救いの道を語りかける元ギャング・リーダーの牧師補佐。
今まで語られることのなかったマラスの姿を追った、衝撃のルポルタージュ!

第14回開高健ノンフィクション賞受賞作。
◆引用終わり


ホンジュラスは中米です。

著者(1963年生)はメキシコシティのストリートチルドレンを、大学院在学中の1990年から取材(&NGOを通じて自立生活の支援)しているとのこと。その著者をもってしても、ホンジュラスのマラスというギャング団の実態が見えない。

そこで著者は直接ホンジュラスに行き、取材を開始。

ホンジュラスは治安が悪い。人口10万人当たりの殺人事件発生件数が世界一である(本書によると2010年から5年連続1位)。特にサン・ペドロ・スーラという都市は、150万人の人口なのに年間1000件以上の殺人事件が発生している。1日3人殺されている。麻薬戦争が起きているメキシコより物騒な国である。

その原因は、マラスと呼ばれる若者ギャング団(いくつかの派閥がある)同士の抗争と、彼らが起こす犯罪と、彼らを取り締まる警察の弾圧による。

マラスは、2004-2005年ころまではそれほど凶悪ではなかった。貧困などで社会から落ちこぼれてしまった少年たちが徒党を組んでいただけだった。ホンジュラス政府(2002-2006年のリカルド・マドゥーロ政権)は、そういう若者を更生させるのではなく、暴力的に壊滅する道を選んでしまった。マラスに所属しているだけで、警察から暴力的に弾圧され、逮捕され、最高30年の懲役刑が課されるようになった。マラスは暴力で対抗せざるを得なかった。
(p39)

いったんマラスに入ってしまうと抜けられない。抜けると殺される。
従って、抜けるためには他国(メキシコやアメリカ)に逃亡するしかない。
もしくは(ここにホンジュラスという国の国民性が現れているのだが)キリスト教を振興する道に入る場合のみ、無傷で抜けられる。

”非情なギャングも、やはりどこかで「せめて神にだけは赦されたい」と願っているのだろうか。(p137)”


とても濃密で良質なルポでした。


9点/10点満点

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2018/07/11

工藤律子「マフィア国家 メキシコ麻薬戦争を生き抜く人々」感想。
ルポ。2018年04月22日読了。

メキシコ麻薬戦争

いったい、いつからメキシコはこんなに危険な国になってしまったのか。

1970年代、80年代はコロンビアが麻薬の供給減だった。1990年代に入り、アメリカの麻薬取締局(DEA)が、人員と予算を大幅に増やし、コロンビアの麻薬カルテルをぶっ潰した。

しかし(アメリカ国内の)麻薬の需要は減らない。

メキシコは、アメリカ・カナダ・メキシコの3か国間自由貿易協定(NAFTA)のおかげで、アメリカへの輸出が簡単である。
そこでメキシコ人が、コロンビア人の麻薬利権を全部分捕ることにした。
気が付いた時には、アメリカに流入する麻薬の流入元は全部メキシコになっていた。
麻薬カルテル同士の抗争などでメキシコの治安が悪くなっていった。
そこでメキシコの大統領が、警察だけではなく、軍を投入して麻薬カルテルの撲滅を宣言した。

麻薬カルテルVSメキシコ軍。これがメキシコ麻薬戦争である。

しかしメキシコ麻薬戦争が一向に終息しないのは、麻薬カルテルのうち最凶最悪なロス・セタスはメキシコ陸軍特殊部隊の退役軍人が組織した武闘軍団で、並みのメキシコ軍では歯が立たない。軍人だって殺されたくないから、敵前逃亡するし、敵に捕まったら麻薬カルテル側に簡単に寝返る。


というようなメキシコで、麻薬カルテルが蔓延っている地域を中心に、麻薬カルテルと戦っている市井の人々を追ったルポが本書。


この行動力には感嘆するしかない。以下、わらわらと気になった部分を抜き出す。


アメリカのエル・パソと、隣町のメキシコのシウダーフアレスの間には、両国間にまたがって家族が住んでいる場合があり、そういう人たち向けに10年間で160ドルの往来自由ビザがある。但し、もともとこのビザは両国で所得がきちんとあり、悪さをしない人向けだったが、そこに目を付けた麻薬カルテルは、このビザを持つ良家のお坊ちゃんを麻薬の運び屋として利用した。

→ドン・ウィンズロウのメキシコ麻薬戦争を扱った小説「犬の力」で、なぜ金持ちのお坊ちゃんが出てくるのか、その理由が分かった。


カルデロン・メキシコ大統領が麻薬戦争を始め、実際の話としてこの作戦はそこそこ効果はあり、麻薬カルテルは資金繰りに行き詰まるようになった。その結果、麻薬カルテルは麻薬商売だけでは売り上げを確保できなくなり、それが故に外国人を誘拐したり、メキシコの一般人に対してみかじめ料を求めるようになり、メキシコの普通の街の治安がどんどんどんどん悪くなっていった。


1968年10月2日はメキシコにとって重要な日である。学生の大量虐殺が起きた日である。


メキシコ麻薬戦争における現在の最大の問題点は、麻薬カルテルの一員と断定され、警察や軍に殺された人物の子供が、何のケアもなく放置されていることである、と著者はいう。

こういうケースで殺されるのは末端の構成員であり、
もしくは麻薬とは無関係の人物が殺されるケースも多々あり、
基本的には貧困家庭である。

貧困家庭の家長(父親)が、軍に目を付けられ、麻薬とのかかわりを疑われ、結果殺される。

母親が残っていればまだましだが、両親とも軍(または麻薬カルテル)に殺され残された子供は、生き延びるために麻薬カルテルの使いっぱにならざるを得ない。

メキシコ軍は誰のために麻薬戦争をしているのか。

メキシコ市民のためではなく、アメリカからの支援金目当てなのではないか。そしてその支援金は政治家の懐に入るのかもしれない。


素晴らしい本です。


9点/10点満点

ロス・セタスの悪行は、ググれば簡単に画像が見つけられる。

メキシコの新聞は平気でグロ画像を載せるので、スペイン語で検索したらめっちゃグロイよ。

検索は個人の責任で。

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2018/06/23

エミリー・ボイト/矢沢聖子訳「絶滅危惧種ビジネス」感想。
ルポ。2018年02月23日読了。

★本書帯(が載っているAmazon)より引用

ワシントン条約の附随書Iで「絶滅危惧種」と認定され、
国際取引が禁止されているアジアアロワナ、別名「龍魚(ドラゴンフィッシュ)」――。
禁じられるほど欲しくなるのはなぜか?
価値のパラドックスと自然保護の深い闇を暴く、衝撃のルポルタージュ!

アジアアロワナの希少種は重装備の警備車両で輸送され、3000万円もの高値で取引される。日本を抜いて最大市場となった中国では、上昇志向のシンボルとなり、幸運のアロワナを信じる富裕層が購入。なかでも好まれる赤いアロワナ「スーパーレッド」は魚のフェラーリとも言われる。いっぽうで「石油やダイヤはもう古い、アロワナはいま最も効率の良い取引」とされ、フィッシュ・マフィアによる誘拐や殺人事件も後を絶たない。日本人バイヤーを誘拐し身代金を要求する事件も発生した。なぜアロワナは、これほどにまで人々を熱狂させるのか。はたして、絶滅危惧種アロワナは、貴重な伝説の魚か、大量生産された商品か、それとも危険な外来種なのか

★引用終わり


2009年にNPR(ナショナルパブリックラジオ)の科学番組のため、希少動物(エキゾチックアニマル)、取材の過程でアロワナを初めて知った。

なんでこんな魅力のない大きいだけの魚(アロワナは肉食なので水槽内に他魚を混泳できない。水質に敏感なので水草も入れられない。大きさは最大1mを超える)が、色や模様によっては1000万円を超える高値で取引されるのか。


絶滅危惧種に指定されている淡水熱帯魚のアロワナが、世界中で流通しているのはなぜ?

ちょっとした好奇心で、最初はシンガポール、マレーシア、台湾の成功した熱帯魚ショップのオーナーから話を聞いていく。ヨーロッパや日本の熱帯魚関係者からも話を聞く。

しかし調べても、養殖したアロワナは見つかるが、自然界に存在している野生のアロワナに全然出会えない。誰も生息場所を教えてくれない。

アロワナの中でも特に希少価値の高いスーパーレッドは、それを売っていた熱帯魚ショップのオーナーが殺され、アロワナが盗まれた。人を殺してでも奪いたくなるほど、金になる。

野生のアロワナの生息場所を知っている人間(アロワナで大金持ちになれる)にとって、アロワナの生息場所を聞きに来る奴は泥棒であり、聞き方が悪ければ殺される。

これって希少動物をめぐる闇取引?

ものすごいネタかもしれないと思い、ピューリッツァー研修旅行奨学金を得て、徹底した取材を敢行。インドネシア(カリマンタン島=ボルネオ島)の奥地、ミャンマーのゲリラ支配地域、コロンビアのアマゾン川流域からブラジル側に密入国してまで調査した。

調査の過程で、ベテラン新種動物ハンター兼冒険家のハイコや、非常に個性的な熱帯魚研究者などの助力を得ながら、野生のアロワナの調査を行う。


という感じの本だが、著者の取材目的が途中から、「絶滅危惧種ビジネス」を追うのではなく、「野生のアロワナを見たい」に代わってしまい、後半はルポというより旅行記を読んでいるような感じになってしまった。

絶滅危惧種ビジネスの「闇」の部分は解明されないまま終わる。

ま、ほんとに「闇」の部分を追いかけると、それこそ命がいくつあっても足りないくらい危ない目に合うはずなので(エキゾチックアニマルの取引はマフィアや暴力団が関わっていることが多い)、本気で追いかけるなら調査チームを作らないと無理っすね。


7点/10点満点

※私は1992年-2004年ころまで熱帯魚を飼っていた。ブラックゴーストという肉食魚が40cmに達し、10年くらい生きていた。餌は冷凍赤虫(ガの幼虫)か、一緒に飼っていたネオンテトラだったので、ランニングコストは安かった。

※車を飛ばして、よく水戸熱帯魚センターまで魚を買いに行った。ここは規模がとにかくすごかった。いま(2018年)は知らないけど

※アロワナは、マンガ「はじめの一歩」で、木村がVS間柴戦の時に使ったドラゴン・フィッシュ・ブローを生み出すきっかけになった魚。アロワナの餌は通常、コオロギかミールワーム(ダンゴムシの幼虫)かゴキブリか餌金魚で、餌代がものすごくかかる。相当な覚悟がないと飼えない魚なのだが、日本ランカーでくすぶっている木村が良く飼えるなあ、と思いつつ読んでいた。

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2018/06/19

ジョビー・ウォリック/伊藤真訳「ブラック・フラッグス(下) 「イスラム国」台頭の軌跡」感想。
ルポ。2018年01月30日読了。


本書帯(が載っているAmazon)より引用

「その男[バグダディ]は組織のナンバースリーから急遽リーダーに昇格したばかりだった。前任者たちが米軍とイラク軍の部隊による襲撃で殺されたのだ。前任の指揮官たちと異なり、この男は戦闘員ではなく学者だった。博士号も持つイスラーム法の教授。わずか四十歳だが年齢以上に厳粛なタイプの人物で、正確さを重んじ、話し方や服装に関するどんな小さな規定にもうるさかった。本名はイブラヒム・アワド・アル= バドリ。イラクの都市、サマラの保守的なムスリムの説教師の息子として育った。ジハーディストとして自ら選んだ名はアブー・バクル・アル= バグダディといった。」 ( 本文より)

引用終わり


ザルカウィは、イラクで拠点を作るために、それまではイラク国内で平穏に共存していたシーア派とスンナ派の間の、宗派間対立という熾火に油を注いだ。

イラクはシーア派の人口が多いが、バアス党(≒スンナ派)が政権中枢部に就いていた。バアス党の独裁者がサダム・フセイン。イラク戦争後、アメリカ主導でスンナ派政権と官僚と公務員は全員解雇され、民主主義の導入、つまりは選挙、つまりは人口で勝るシーア派優遇政策を導入し、宗派間対立が起きつつあった。

イラクの治安を(勝手に)任されていたアメリカ軍は、イラク警察を鍛えるとともに、イラク国内を軍事力で蹂躙。宗派に関係なく反米感情が沸き上がっていた。

この混乱期のイラクでは、数々の反米組織が作られ、米軍が関与した人物を拘束、キャンプに収容し、数か月の取り調べの後に解放していた。無実の者も多数誤認拘束されていた。また、アブグレイブキャンプでの拷問事件など、一大不祥事が発覚した。この頃、イスラム系の大学を出てイスラムの博士号を持つ正しい聖職者バグダディとザルカウィが知り合った。

ザルカウィは2006年に米軍のミサイル攻撃によって殺されるが、ザルカウィの死後はバグダディが組織の宗教的指導者となり、戦闘の実行面ではアブー・アイユーブ・アル=マスリーが引き継いだ。(正確には、バグダディは二人いて、初代はすでに死んだ)

米軍が鍛えたはずのイラク警察は軟弱だった。ISIS(の前身組織)がイラク警察を急襲し、アメリカ軍が与えた最新兵器をやすやすと奪っていった。

……

いったいどうやってここまで詳しく調べたのだろう? と思えるほど詳しい。

とても読みごたえがあり、本書を参考文献に挙げているイスラム関連やテロ関連の書籍も多数出ている。プロ(私じゃなく日本のイスラム研究者)の目から見ても、極めて重要性の高い本である。

良書。

点数がちょっとだけ辛いのは、原著が2015年出版で、最新情報ではないから。

まあ、でも、多少のディレイがあったとしても、こういう本が日本語で読めるだけマシなのかもしれない。


8点/10点満点

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ジョビー・ウォリック/伊藤真訳「ブラック・フラッグス(上) 「イスラム国」台頭の軌跡」感想。
ルポ。2018年01月26日読了。

本書は2015年に原著が出版され、2017年8月に日本語版が出版された。

本書帯(が載っているAmazon)より引用

「連続ホテル爆破事件当時、ザルカウィは「イラクのアル= カーイダ」と呼ばれるきわめて凶暴なテロリスト・ネットワークのトップだった。だがヨルダン側は、ザルカウィがまだ「ごろつきのアフマド」と呼ばれていたころからよく知っていた。大酒飲みで喧嘩っ早いと評判の、高校中退の落ちこぼれ。そんな彼が1980年代末、共産主義者たちと戦うと言ってアフガニスタンへ向かい、戦場で鍛え抜かれた狂信的な信仰者としてヨルダンに戻ってきたときも、ムハーバラートは注視していた。初めてテロ活動に手を染めた結果、ヨルダンのもっとも闇の深い監獄の一つに姿を消した。そして今度は、戦場で鍛え抜かれた狂信的な信仰者であるだけでなく、卓越したリーダーとなってふたたび姿を現した。」(「プロローグ」より)

引用終わり

※ムハーバラートとは、アラビア語で諜報機関を意味する


本書は、ISISの前身組織を作ったザルカウィについて、その生い立ちから調べ、イスラム教徒なのに大酒のみの不良少年という青春時代を調べ(当時のザルカウィを知っているヨルダン諜報部が情報源)、アフガニスタンに赴きソ連と戦おうとしたがあまり成果を上げられなく、ヨルダンに戻って王政打倒を画策していたら摘発され刑務所へ。

刑務所収監中にマクディシというイスラム原理主義者(でも過激派ではない)の薫陶を受けイスラム原理主義に目覚め、1999年にヨルダン国王の死去と皇太子の新国王即位に伴う恩赦で釈放され(ヨルダン諜報部は、なぜザルカウィが恩赦リストに載ってしまったのか、と後悔していた)、その足で再びアフガニスタンに赴き、アルカイダと接触(この頃のアルカイダは1998年にケニアとタンザニアのアメリカ大使館爆破、2000年にイエメン沖に停泊していた米駆逐艦爆破攻撃、2001年に9.11テロを起こしていた。ビンラディンの死は2011年)。

資金面や武器の供給などでアルカイダの支援を得たザルカウィは、アフガニスタンでヨルダン王政打倒の過激組織を設営、その後ヨルダンに戻り、在ヨルダン・アメリカ大使館員暗殺などを起こした後、イラク戦争(2003年)で大混乱に陥っていたイラクに入り、反米テロを繰り返すようになった。

以下、下巻


8点/10点満点

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2017/09/05

白戸圭一「ボコ・ハラム イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織」感想。
ルポ。2017年07月24日読了。

著者の白戸圭一氏は、元毎日新聞外信部記者、ヨハネスブルク特派員(2004-2008年)。現在は三井物産戦略研究所欧露・中東・アフリカ室長、京都大学大学院客員准教授。

日本のアフリカエキスパートの一人。単独著書は本書で3冊目。氏の処女作は、滅多に本を再読しない私が、珍しく2回読んだ。

白戸圭一「ルポ資源大陸アフリカ」2009年09月21日読了。9点

白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ」再読。2010年07月28日再読了。やっぱり9点

白戸圭一「日本人のためのアフリカ入門」2011年04月20日読了。8点

本書は、アフリカエキスパートの白戸氏が、ナイジェリアを中心に暴虐の限りを尽くしているテロ組織「ボコ・ハラム」について、現在知りえる情報を中心に書いた本。

世界中のマスコミが追いかけているISIS(イスラム国)と違って、アフリカの僻地を中心に暴れまわっているボコ・ハラムは情報が少ない。

(p14)
2014年の1年間にボコ・ハラムが殺害した民間人は6644人。
同じ年、ISISが殺害した民間人は6073人。
ボコ・ハラムは世界で一番民間人を殺害しているテロ組織。


このようなテロ組織がなぜ生まれたのか。それを、ナイジェリアという国家がどのように作られていったのか(ナイジェリアは石油の採れる南部にキリスト教徒が多く、貧しい北部農村地帯にイスラム教徒が多い)、アフリカ全体のテロ組織の概略、国ができてから7回も軍事クーデターが起きている不安定な政治、石油に翻弄されるナイジェリアの経済、そして石油利権に絡めない人たちとの経済格差、弱い警察力(暴力がはびこる)、そのような要因を多面的に分析し、ボコ・ハラムの正体に迫っている。

(ちょっとうろ覚えだが)端的にいうと、経済発展せず犯罪も多い北部に住むイスラム教徒が、警察があてにならないので、刑法ではなくイスラムに基づく刑法典(シャリーア)の導入を考えだし、一部の州では(州知事が)それを実行した。シャリーア刑法典を厳格に実施する州と、ゆるく実施する州があり、ゆるく実施していた州では厳格なシャリーア適用を求めるイスラム教徒が組織化された。しかし北部には数は少ないもののキリスト教徒も住んでおり、暴力を含む宗教対立も発生した。シャリーアを厳格に適用しろと要求する組織の一つが、ボコ・ハラムの前身である。(この辺りは第3章)

ボコ・ハラムの前身組織は過激派と穏健派に分裂し、過激派はいろいろなことを試みるが知名度がないので資金が集まらない。なのでアフリカ各国のテロ組織と連携し、アルカイーダに忠誠を誓い、資金が回ってくるようになった。(後にISISに忠誠を誓う)

ナイジェリア政府は、ボコ・ハラムを抑え込むのにナイジェリア軍を投入した。ところがボコ・ハラム対策チームのトップが兵器調達に絡んで20億ドル(!)の不正蓄財をしていて逮捕されたりして、なかなか思うように対策が進まない。

ISISの劣勢などもあり、ボコ・ハラムは金回りが悪くなってきたので、単純に民間人を襲って金を奪う、誘拐して金をせしめる、など、テロ組織というよりただの武装暴力団になってしまった。ボコ・ハラムはどこに向かうのであろうか。

的なことが書かれている。

ボコ・ハラムそのものというより、アフリカのテロ組織について広範囲に書かれた本である。非常に良い。


ただ、私思うに、本書はサブタイトルが悪い。本書はボコ・ハラムのことを中心に書いている本ではあるが、ボコ・ハラムのことは半分くらいで、ナイジェリア全体のことやアフリカのテロ組織についての記述が半分を占める。「イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織」というサブタイトルではもったいない。有益な情報がたくさん書かれているのだから、もっと異なったサブタイトルにすべきだった。


8点(サブタイトル不満・内容は9点)/10点満点

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2017/09/04

顔伯鈞/安田峰俊(編訳)「「暗黒・中国」からの脱出 逃亡・逮捕・拷問・脱獄」感想。
中国政府からの逃走。2017年07月22日読了。


中国・北京に在住する著者は、官僚の腐敗を暴こうと活動していたら思想犯として捕まりそうになってしまったため、妻子を巻き込まないため、単独で中国各地を逃げ回り、最終的にタイへ国外逃亡する逃避行。

2013年4月から6月
北京→天津→洛南→太原→邯鄲→太原→覇州→妻子に会うため北京にいったん戻るも会えず

2013年6月
北京→覇州→鄭州→武漢→吉首→曲靖→昆明→景洪→

2013年6月から8月
景洪→ミャンマーのシャン州モンラーへ密入国→

2013年9月から2014年2月
景洪→昆明→深セン→香港へ密入国→深セン→広州→昆明→大理→チベットのザユル県→

2014年2月から3月
ザユル県→ガダ村(軍基地)→班村→独龍江郷→大理→昆明→仲間を救うため北京→

5月に逮捕されるも、1か月で保釈

2014年9月から2015年1月
北京→洛南→昆明→ここからタイに行こうとしたら再逮捕されホテルに軟禁→監視の隙をついて脱走→長沙→岳陽→武漢→太原→北京→瑞麗→ミャンマーのクッカイ→ラオカイ→景洪→

2015年1月から2月
景洪→ミャンマーのモンラー→チャイントン→スオレイ港→ラオスの金三角特区→フアイサーイ→タイのチェンコーン→チェンセーン→イーサイ→チェンマイ→バンコク

という逃亡劇である。

当然ながら、なぜ中国公安が著者を捕まえようとしているのか、その背景についても書かれている。

なかなか良い本だった。


8点/10点満点

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