カテゴリー「△下川裕治」の記事

2011/12/23

下川裕治+桃井和馬「世界一周ビンボー大旅行」感想。
エッセイ。2011年12月14日読了。

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世界一周ビンボ-大旅行


下川裕治と桃井和馬がタッグを組んで書いた「12万円で世界を歩く」。この本は1988年に雑誌連載されていた。1988年というのはベルリンの壁崩壊前(1989年)であり、ソ連崩壊前(1991年)である。

この本では、当時12万円で行った幾つもの貧乏旅行ルートがあり、その中に世界一周が含まれている。

北京発ベルリン行き列車に乗り、28日で世界一周を果たす旅である。神戸から船で上海→北京→ウランバートル→イルクーツク→モスクワ→ワルシャワ→東ベルリン→西ベルリン→アムステルダム→ブリュッセル→パリ→ロンドン→飛行機でニューヨーク→バスでロサンゼルス→飛行機で東京。というルート。(このルートのみ12万円では収まらず、29万円かかったらしい)


本書はその「12万円で世界を歩く」の続編で、上記した北京発ベルリン行き列車での世界一周を1997年に再チャレンジしたものである。(NHK-BS番組の企画で同じルートで再び旅をすることになったのだとか)

冷戦終結前の中国・ロシア・ポーランド・東ドイツを旅した前回と、ベルリンの壁がなくなり東西ドイツが併合し、東側諸国はなくなり、ソ連も崩壊し、中国は驚くべき発展を遂げていた今回。

1988年の世界一周では国境通過でさんざんな目にあったのに、今回は拍子抜けするくらい簡単になっていたり、上海の街並みは昔の面影がなくなっていたり、たった9年で世界はこんなにも変わってしまうのか、という著者下川裕治の驚きが興味深く語られている。


1998年に出版された本なので、今(2011年)読むと、「今は更にとんでもないことになっているからなー」などと思ってしまう部分も多々あるが、ソ連崩壊前と後を同じ鉄道中心のルートで旅をし、前後を比較しているところに味わい深さがある。

や、なかなかに面白く読めましたですよ。


7点/10点満点


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2011/11/18

下川裕治「鈍行列車のアジア旅」感想。
紀行文。2011年10月09日読了。

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鈍行列車のアジア旅

フィリピンには何冊か日本語の本を持っていったが、読んだのはこの本だけ。主に飛行機の中で読み、ダバオ→マクタンの飛行機の中で読み終わった。


◆内容(紀伊國屋Bookwebより)
第1章 マレー鉄道―バンコクからシンガポールへ
第2章 ベトナム―ホーチミンシティからハノイへ
第3章 台湾―台湾一周
第4章 韓国―釜山からソウルへ
第5章 中国―北京から上海へ
第6章 フィリピン―マニラからビニャンへ
第7章 中国東北部―大連から長春へ


◆感想
1990年、「12万円で世界を歩く」を上梓し、世間をあっと言わせた1954年生まれの下川裕治。氏は以降、貧乏旅行ライターとなり、貧乏旅行を楽しんでいる本を多数出版している。

本書はタイトルのまま、鈍行列車でアジアを旅する紀行エッセイである。

世界中どこに行っても、街から街への移動はバスが中心になっていて、列車での移動自体が珍しくなっているこのご時世に(鉄道網が発展しているのって日本とヨーロッパくらいじゃないのかなあ)、敢えて鈍行列車で旅をするという企画本である。

元は朝日新聞社のWebサイトに2010年3月から12月まで連載されていた記事に、加筆と写真を追加した文庫書き下ろし本。

本書は、鈍行列車でアジアを旅し、旅先で起こる出来事や苦労話を発生した順番に書いていている。多少の下調べはしたけど、実のところ細かな計画無しの行き当たりばったりの旅っぽく感じる。とはいえ、これは下川裕治の典型的な作風でもある。

わざわざ鈍行列車で旅するなんて苦労しただろうなあ、と思いながら読んでいると、本文中に「時刻表の文字は小さい、五十代も半ばにさしかかり…」とか言いながらも、けっきょく貧乏旅行を楽しんでいる著者がいる。そして、悪戦苦闘しながら貧乏旅行をしている著者のことを、読者である私は時にクスっと笑いながら、時にバカだなあと思いながら、でも五十代になってもこういう旅ができるのは良いなあと思いながら読むんでいる。


で、個人的には、今まで読んだ下川本の中で一番面白かった。


著者が辿った7つのルートのうち、私は台湾鐵道の一部分、たった2時間しか乗ったことがないけど、でも鉄道旅ってワクワクするんだよね。私が鉄道好きだからだろうけど。だから面白く感じたのかもしれない。


8点/10点満点


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2009/07/30

下川裕治「格安エアラインで世界一周」感想。
実践旅行記。2009年07月14日読了。

格安エアラインで世界一周<br />
下川裕治 / 新潮社 2009/07 ¥539 (税込)

◆格安エアラインで日本に乗り入れているうち最も有名なのはオーストラリアのジェットスターで、ゴールドコースト往復4万円。燃油サーチャージが無い今の時期なら、本当に4万で行けるわけだ。日本では空港利用料が割高なのでイマイチ普及しない格安エアラインだけど、世界的には大手航空会社を食って主流となりつつある事実は、いろんな本で紹介されている。私が読んだだけでも、緒方信一郎「もっと賢く・お得に・快適に空の旅を楽しむ100の方法」5点/10点満点とか、チャーリィ古庄「格安航空会社の選び方」7点/10点満点などがある。(私が知っているの日本乗り入れ格安エアラインは、ビバマカオがチャーター便の形で羽田に乗り入れている)

◆サービスの良い航空会社や、マイレージを貯められる航空会社より、単純に値段が安いことにメリットを感じる客が多くなってきている。今まで国際線を利用しなかったような客層=労働者層が多い=が増えてきたことにより、格安エアラインはシェアを拡大してきている。日本では静岡空港や、茨城空港(というのが来年水戸の近郊にできるらしい)あたりに、タイガーエアとかエアアジアが乗り入れるのでは、との噂。

◆前置きが長くなりましたが、貧乏旅行で名を馳せた下川裕治がトライする新たな企画、それが本書で、格安エアラインを乗り継いで世界一周をするというもの(本書のどこに書いてあったのか忘れてしまって正確じゃないけど、世界一周に要した期間は2週間くらい)。

ルートは

・関空→フィリピン・マニラ・ニノイアキノ国際空港
 \24,286 セブパシフィック航空 

・マニラ・クラーク空港(マニラ市内から80km)→マレーシア・クアラルンプール国際空港の敷地のはずれ(空港のメインターミナルから20km離れている)
 \9,950 エアアジア

・クアラルンプール国際空港→シンガポール・チャンギ国際空港
 \2,470 エアアジア

・チャンギ国際空港→インド・バンガロール
 \11,878 タイガーエアウェイズ

・バンガロール→UAE・シャルジャ(ドバイの隣の首長国)
 \10,822 エアアラビア

・シャルジャ→エジプト・アレキサンドリア
 \19,343 エアアラビア

・エジプト・カイロ(アレキサンドリアから電車で4時間)→ギリシャ・アテネ
 \20,034 エージアンエアライン

・アテネ→イギリス・ガトウィック(ロンドン近郊)
 \14,681 イージージェット

・ガトウィック→アイルランド・ダブリン
 \13,224 エアリンガス

・ダブリン→ニューヨーク経由ロサンゼルス・ロングビーチ
 \35,310 ジェットブルー(なんとユナイテッドとのコードシェア)

・ロングビーチ→成田
 \57,230 普通の航空会社シンガポール航空の普通の片道チケット

というわけで飛行機代だけの合計は\219,228。格安エアラインの乗り入れる空港までは町中から離れていることが多く、そこまでの移動費用を考えるともっとお金はかかっている。


◆旅情が書かれた部分もあるけど、移動距離と移動時間を比べると飛行機に乗っている時間の方が多いのではないのか?と思え、旅というより格安エアラインで世界一周をしましたという貧乏移動の記録である。まあいつもの下川本なのである。


5点/10点満点

※7/31、茨城空港の場所を水戸から水戸近郊に修正しました。正確には小美玉市だそうです。


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2008/09/01

下川裕治「週末アジアに行ってきます」感想。
マニアック紀行。2008年08月21日読了。

週末アジアに行ってきます
下川裕治 /講談社 2004/03出版 260p 15cm ISBN:9784062739733 \649(税込)

◆金曜日または月曜日に会社を休めば、週末に海外旅行ができます。というコンセプトの本は、吉田友和「週末海外」「週末アジア」という本がある。吉田友和の本に影響を受けて、私は今年の4月週末ベトナム(金曜出発月曜朝帰国の2泊4日)に行ってきた。9月下旬には週末台湾に行く(金曜出発日曜帰国の2泊3日)。吉田友和の本は装丁が綺麗で、載っている情報も一人旅素人の私が「こういう情報が知りたいのだ」というポイントが結構おさえられている。

◆こういうコンセプトの本って他にもないかな、と紀伊国屋Bookwebを探していたら、本書が見つかった。貧乏旅行作家下川裕治が書く本なので、一人旅素人の私に実際に応用できるわけはないだろうことは想像がつく。というわけでいつもの下川本と同じく、過酷な貧乏旅行体験記として読んだ。本書は下川本にしては珍しく地図が載っている。しかし、本書の内容に沿った詳しい地図ではなく、各章ごとの出発点と目的地が載っている程度。でも地図が載っているだけで、いつもの下川本と違って、自分が旅行に同行しているような気分が味わえた。

◆カラー写真が16ページもあり、地図も載っている。下川本の中ではかなりいい感じ。


6点/10点満点

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2008/08/25

下川裕治「アジア国境紀行」感想。
旅本。2008年08月06日読了。

アジア国境紀行
下川裕治 /徳間書店 2004/06出版 254p 15cm ISBN:9784198920746 \559(税込)

◆陸路で国境を越えることが大好きな著者下川裕治。本書には14カ所の陸路国境越え体験記が載っている。例として最初の2カ所は、

(1) 中国・広州→南寧→憑祥→国境越え→ベトナム・ドンダン
(2) タイ・チェングコーング→ラオス側で国境越え→ラオス・フエサイ→バスでウドムサイ→中国・モーハン

◆本書には陸路国境の状況を書いた著者のメモ書きのような地図が載っているのだが、国境の状況よりも、その場所がよくわからないのだ。上記例でいうと、ドンダンもチェングコーングもフエサイも、地名だけ書かれてもよくわからないのだ。

◆下川裕治の本はいつもこんな感じ。もっと地図情報があれば、「下川裕治という旅人はこんなすごいところを陸路で旅しているんだ」と思いながら読むことができるのに、地図がないから「僻地を旅しているんだねえ」という程度で終わってしまう。

◆下川裕治のようなタイプの旅行作家は、ネットにつなげられる電子書籍で出版するのが一番良いような気がする。旅先すべてにGoogleEarth(かGoogleMap)のリンクが埋め込んであれば、「おお、こんなすごいところに!」と旅の共感がもっと得られるような気がする。


5点/10点満点

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2007/12/09

下川裕治監修「旅の大ピンチ」感想。
旅本。2007年12月02日読了。

旅の「大ピンチ」!―海外旅行の不安、すべて解消します
旅のピンチ研究会/下川裕治 /山海堂 2007/06出版 160p 21cm ISBN:9784381022943 \1,575(税込)

載っている事例がバックパッカーの体験談ばかりなんだよね。

結構ためになる話や面白いネタも多いけど、1,575円の単行本の価値はないかなあ。

980円のムック本だったらよかったのに。


4点/10点満点

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下村裕治「日本を降りる若者たち」感想。
いわゆる新書。2007年11月25日読了。

日本を降りる若者たち
下川裕治 /講談社 2007/11出版 221p 18cm ISBN:9784062879170 \756(税込)

バックパッカー兼ライターの下川裕治が、海外(主にタイ)に引き籠もる日本人を取材した本。

外務省のWebサイトに記載されている数字では、2006年10月現在で約3万8千人の在留邦人がいる。この数字は旅行者は含まれず、大使館に届け出をしている在留邦人数である。この数字には結構驚いた。

しかし下川裕治によると、大使館に届け出をせず、観光目的でタイに入国し、在留期限が近づくと隣国のカンボジアやラオスに出て、またすぐタイに戻ってくるものも多いらしい。そういう暮らしをしている日本人が、一体何人いるのか見当もつかない。ロングステイというと聞こえは良いが、その中の一部は、日本で言うところの引き籠もりと全く同じ暮らしをタイでしている人物もいる。バックパッカー用語で言うところの沈没ともちょっと違う。バンコクでアパートを借り、夏は暑いけど電気代がもったいないから極力エアコンを使わず、外出は週に一度、食料調達のためにでるだけ、普段は何をやっているかというと、アパートに引いたネットをやっていたり、本を読んだり、うだうだしたり。

本書はそういう人たちを取材し、こういう生き方を選ぶ人たちもいるということを世に知らしめた、という意味ではなかなか新しい切り口に思うが、大きな問題提起があるわけでもなく、結論があるわけでもなく、単なる事例紹介に終わっており、ちょっともったいない本だなあと思うのであった。


5点/10点満点

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2007/11/14

「決定版バックパッカーズ読本」感想。
旅の指南書。2007年11月06日読了。

決定版バックパッカーズ読本 究極の個人旅行ガイド
旅行情報研究会/格安航空券ガイド編集部 /双葉社 2007/07出版 318p 21cm ISBN:9784575299823 \1,680(税込)


本書の編著である格安航空券ガイドといえば、50歳過ぎてもバックパッカー(のようなこと)をやり続けている下川裕治氏が主催している(た?)ところ。

決定版と銘打っているだけあって、バックパック旅行のハウツー本として絶妙な編集だ。

こういう事が知りたかったんだよ、という情報が結構載っている。どうでもいいことも結構載っているけど。

私は40歳を超えていて、それなりに快適な旅を何度かしているし、今さらバックパック担いで安宿渡り歩きなどできないけど(例えばケニア旅行で泊まったフィッグツリーというサファリロッジは1泊300ドルくらいで、非常に快適だった)、やっぱり私に合った旅行は見ず知らずの大勢と行く団体ツアーじゃなく一人旅で、この方が気楽で気軽ということがはっきりとわかったので、こういうハウツー本は役に立つんだな。


7点/10点満点

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2007/06/08

下川裕治「5万4千円でアジア大横断」感想。
紀行文。2007年06月06日読了。

5万4千円でアジア大横断
下川裕治 /新潮社 2007/05出版 271p 15cm ISBN:9784101315515 ¥499(税込)


ふと立ち寄った本屋に、平積みで置いてあった本書。「12万円で世界を歩く」の下川裕治の本だから、5万4千円でアジア横断、って嘘じゃないんだろうけど、いつの時代の話だよ、と思いながらも手に取った。

驚いたことに、2005年の旅行記だった。


私は知らなかったのだが、アジアハイウェイ(略称AH)という、アジア32カ国を横断する14万キロの高速道路網があり、アジアは陸路で横断できるらしい。

本書は、そのアジアハイウェイ1号線をバスで走破するという企画に、元祖バックパッカー旅行作家下川裕治氏(2005年時点で51歳)がチャレンジした(させられた)結果をまとめた本である。

走破ルートは下記。

日本橋→大阪→博多→韓国→北朝鮮を通過したかったけど断念して中国→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー通過したかったけど断念してバングラデシュ→インド→パキスタン→イラン→トルコ

これだけの距離(2万キロくらい)をバスで移動し、かかった日数は27日。うちバス車中泊15泊!



で、5万4千円は移動費=バス代、船代、タクシー代の合計で、宿泊費は含まれていない。
そういう意味ではちょっと肩透かしをくらったような気がするけど、さすが下川氏。
私には絶対真似できない。無理だ。



それとこの本には、カラー図版が十数ページある。すげえ過酷な旅をしてますなあ、というのが目で見て判るのもグッド。でありながら、何と500円だ。昨今の出版界を考えると、信じられないくらい安いぞ。



でありながら、ちょっとだけ評点が辛いのは、著者下川氏も自分で書いているのだが、本書で実施された企画は基本的に旅ではなく、アジアハイウェイをバスで移動するだけの話なのだ。従って旅の要素が少なく、紀行文として読むにはちょっと。

もう一工夫あったらもっと面白かったのに、と思いつつも、下川氏のリッチな旅ルポなんて誰も期待していないんだろうなあ。

6点/10点満点

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2006/10/16

下川裕治+格安航空券ガイド編集部「新格安航空券選び術」感想。
実用書。2006年10月16日読了。

新格安航空券選び術絶対得する!!海外個人旅行
下川裕治/格安航空券ガイド編集部 /双葉社 2005/07出版 135p 21cm ISBN:4575298174 ¥1,260(税込)

夏のケニア旅行で生まれてこの方これほどリラックスしたのは初めてだ、というくらい心底リラックスできた私。今まで行った旅行では、楽しさもさることながら帰宅したときの疲れが大きく、あまりリラックス出来た感じがしなかった。それはひとえに安いパッケージツアーを使ったがための余裕の無さが原因なんだろう。詰まるところ、旅行の方法が問題だったのだと。


リラックスするための旅行、を真面目に考え出した不惑の年齢に達した私、取りあえず未だ独身だし年に4~5回は海外に出ようかなあ、などと考え出したのだ。世間一般的にはいい年こいて何考えてんだこのオヤジは、とバカにされるだけのような話だが。


まずは手近なところでバンコクに行こうと思いたち、格安航空券の取り方を調べていたのだが、どこで取るのが良いのかよく判らない。

そこで手に取ったこの本、「12万円で世界を歩く」の下川裕治となれば期待できる、筈だったのだが何ともはや期待はずれ、というか書いてある内容が結構適当。

ケニア・ビザ不要、
タンザニア・ビザ不要、
ルワンダ・ビザ不要、
ブルンジ・ビザ要、、、、

私が知っている限り、ケニアもタンザニアもルワンダもビザ必要なのだが。
こういう本の場合、一箇所でもいい加減なところがあると、本全体を信用していいのか判らなくなってしまう。

まあ何だろう、駄目な本の典型って感じ。


2点/10点満点

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