カテゴリー「□グインサーガ」の記事

2008/10/17

グインサーガ123「風雲への序章」 のamazonレビュー

グインサーガ123「風雲への序章」のこのブログで書いた感想を
そっくりそのままコピーして、15日にamazonレビューに投稿した。

当然のことながら★一つ。

まだamazonに掲載されない。

書籍の売上げに響くレビューはなかなか掲載されないという
中途半端なamazon検閲は、相変わらずだなあ。

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2008/10/16

栗本薫「グインサーガ123 風雲への序章」感想。
ファンタジー。2008年10月15日読了。

風雲への序章―グイン・サーガ〈123〉

あらすじ(ネタバレバレ)

・第1話の1と2
グインがアキレウスに、シルヴィアの件で申し開き。アキレウスは「グイン、お前はもはや息子だ」と言う。これだけのことに延々35ページひたすら二人の会話。

・第1話の3と4、
ケイロニアの宮廷とはどのようなものなのか、の設定が書かれているだけ。中身がない。

・第2話の1と2
新年の式典で、アキレウスがグインに全権委譲を発表。設定だだ書きの延長で、ドラマチックな展開はゼロ。

・第2話の3と4
新年式典恒例のケイロニア人事異動の発表、及びグインによる改革の発表。今まで聞いたこともない、馴染みの薄いどうでもいい雑魚キャラのことまで延々とだだ書き。

・第3話の1と2と3と4と、第4話の1と2と3と4
イシュトヴァーンとカメロンの会話。イシュトヴァーンは、リンダに結婚を申し込んでパロを奪ってしまおう、というアイデアと、海軍または水軍を作るぞ、だから海岸のある国を奪うぞ、いざとなったらケイロニアとも戦争するぞ、というアイデアをカメロンに話す。これもひたすら二人の会話。

◆遂に、この時がやってきたようだ。

◆昭和55年=1980年からグインサーガを読み始め、今年で28年。ここ数年、グインサーガは小説といえるレベルにすら達していないただの駄文と化しており、何度も呆れたのだが、ここまで読んできた以上、著者自らが宣言する最終巻まで付き合おうかと思っていたが、もう無理だ。

◆今作123巻は、上に記したように、グインがケイロニアの王となる重要な巻である。また、イシュトヴァーンも自らの野望、つまりパロの略奪、中原の征服、ケイロニアとの戦争もあり得ることを明確に示し、読者は今後の展開にますますの興味を持つはずなのである。

◆が。小説として、どうしようもないくらいレベルが低く、ひどいのである。

◆逆にいえば、これだけ凄まじい展開の巻でありながら、読んでいてまったく面白みを感じないのは、栗本薫に作家としての力量がなくなってしまったのだろう。つまり、続巻にまったく期待が持てないのだ。

◆更にいえば、登場人物に魅力が無くなってしまった。どのキャラクターも、魅力ゼロだ。

◆ハヤカワの稼ぎ頭であろう栗本薫は、質の低下を誰からも忠告されることなく、惰性で売れていることを実力と勘違いし、延々と駄文を書き続けるのだろう。まあ勝手にやってくれ。私はもう降りる。


1点/10点満点

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2008/08/27

栗本薫「グインサーガ122 豹頭王の苦悩」感想。
ファンタジー。2008年08月18日読了。

豹頭王の苦悩―グイン・サーガ〈122〉

ああつまらない。


1点/10点満点

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2008/06/26

栗本薫「グインサーガ121 サイロンの光と影」感想。
ファンタジー。2008年06月10日読了。

サイロンの光と影―グイン・サーガ〈121〉

◆もうグインサーガを読むのはやめて、今まで買った全巻+英語版とかドイツ語版とか愛蔵版とか全部まとめて叩き売ろうとしているのだが、100巻で完結と宣言して始まった長大な物語なのに100巻過ぎても作者は全然完結させる気がなく、おまけに100巻過ぎてから話の質がどんどん最悪なくらいひどくなっているグインサーガなんて、今さら読み始めようとする人がほとんどいないのか、全然売れる気配がない。

◆それでもどうにかこうにか叩き売ろうと思っているのだが、叩き売るためには全巻揃っていないと更に売れなくなってしまうので、結局最新刊を買ってしまった。

◆買ってしまったから適当に読むことにしたのだが、あまりのくだらなさに萎える。


2点/10点満点

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2008/04/17

栗本薫「グインサーガ120 旅立つマリニア」感想。
ファンタジー。2008年04月15日読了。

旅立つマリニア―グイン・サーガ〈120〉
栗本薫 /早川書房 2008/04出版 309p 15cm ISBN:9784150309190 \567(税込)

◆リンダとフロリーの少女マンガチックな会話が延々と続く。
マリウスのセリフも、今までと同じようなことをただ繰り返しているだけ。
内容が全くない。
この中身の無さはひどいとしか言いようがない。

◆話は何も進んでいないし、会話も全く推敲されていない。これこそだだ漏らし。作者の頭の中に浮かんできた言葉を何の推敲もせずに書き綴っているだけ。これではもはや小説とは呼べない。単なる下書きだ。いや、下書きの下書きくらいか。とにもかくにもひどい。

◆出版不況の昨今、グインサーガは出せば売れる。ハヤカワの稼ぎ頭だろう。だがここまで内容がひどくなってしまうと、悪評に悪評が重なり、今後新しい読者は増えないだろうし、惰性で読んでいる古い読者も愛想を尽かすことだろう。少なくとも120巻+外伝21巻(22冊)=合計142冊読んできた私は、愛想が尽きた。もうグインサーガは読まなくても構わない。

◆そう思ったので、手元にあるグインサーガ全巻+愛蔵版4冊+英語版とかハンドブックとか諸々全部叩き売ってしまおう、とヤフオクを見たら、グインサーガの出品は数多くあるものの、ほとんど買い手がいないことがわかった。かつて数多の読者を獲得したグインサーガだが、今は見向きもされなくなっているのかも知れない。数巻前に累計2800万部突破と帯に書いてあった。外伝も含め、平均20万部くらい売れていることになる数字だ。だが、こういう長い話は第1巻が最も売れ、巻数を重ねるほど売上が落ちるはずである。ヤフオクでの売りの多さと買いの少なさを考えると、今は相当部数が落ちているのではないだろうか。私は愛想を尽かすのが遅すぎた、という気がしてならない。


2点/10点満点

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2008/02/29

栗本薫「グインサーガ119 ランドックの刻印」その後。

「ランドックの刻印」の感想がamazonレビューに反映されなかった件、
気がついたら反映されていた。

最近のグインサーガはamazonでもぼろくそに叩かれていたから、
掲載する気がないのかと思っていた。
(私はamazonに苦情メールを書いた)

まあさすがに今作は皆わりと上々の評価点数をつけているけど、
作者が癌になってしまってあの後書き。

ここまでずっとつきあってきた読者は胸中複雑だろうなあ。

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2008/02/20

栗本薫「グインサーガ119 ランドックの刻印」感想。
ファンタジー。2008年02月13日読了。

ランドックの刻印―グイン・サーガ〈119〉
栗本薫 /早川書房 2008/02出版 315p 15cm ISBN:9784150309152 \567(税込)

最近のグインサーガの完成度の低さ、作者の我が儘っぷりに、「このままこういう展開が続くのならファンをやめようかなあ」と何度か書いたのだが、本作はタイトルがタイトルなので、やっぱりもうちょっとファンを続けようと思うに至った。

久しくなかった劇的な展開だし、今後数巻は期待が持てそうなので、まあ面白かった方なんだろうけど、やっぱりドラえもんがどこでもドアを出したような御都合の良さを感じてしまう。というか、こんな話にするなら、そもそも記憶喪失にする必要があったのかね?

更に言えば今回の展開は、なんだかまた新たな火種というか無理難題というか、後先考えずに書いてしまって、取り繕うのにえらく遠回りしそうな悪寒が。

あとがきに、【残された人生を「自分自身のためだけに」書いてゆくだけのことだ、とあらためて思います】と書いている。ま、作家ってのは究極的にはそういう存在なのだろうけど、読者無視の大先生になってしまったんだねえ、栗本薫様も。


※という感想を、ブログに書く前にamazonに書いたのだけど、amazonレビューでグインサーガを貶してばかりいるせいか、amazonから蹴られてしまった。というか、本書、amazonレビューがやけに少ない。ハヤカワが規制をかけたのかなあ。まあどうでもいいけど。


7点/10点満点

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2007/12/16

栗本薫「グインサーガ118 クリスタルの再会」感想。
ファンタジー。2007年12月11日読了。

グインサーガ118 クリスタルの再会


グインとリンダが再会しました。とさ。

それだけで、たいして話が進んだわけじゃなく。


112巻「闘王」からグインがなんだかおかしくなってきたように感じ出したけど、長くだらだらとしたタイス編が終わっても、相変わらず。こんなだらだらした展開がこれからもずっと続くのかなあ。

グインサーガを読み始めたのは第3巻からで、発行日を見ると昭和55年となっているから、もう27年くらい読み続けているけど、本気で読むのをやめようかなあ、と思っている。

作者は完結させる気がなさそうだし、だいたい考えてみたら、グインサーガの完結って一体どこなんだ?

グインとリンダが結婚する?
ヤンダル・ゾッグを倒す?
グインの正体がわかる?

10年か20年後、まだ私が死んでいなくて、そのとき改めてグインを手にとって、それから読むのを再開してもいいのかもなあ、と本気で考えている。


4点/10点満点

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2007/11/16

栗本薫「グインサーガ117 暁の脱出」感想。
ファンタジー。2007年11月12日読了。

暁の脱出―グイン・サーガ〈117〉
栗本薫 /早川書房 2007/11出版 306p 15cm ISBN:9784150309060 \567(税込)


109巻「豹頭王の挑戦」あたりから始まったクムのだらだら話がようやっと進みましたなあ。

読者を舐めている、もしくは栗本薫の痴呆が始まった、としか思えなかったこのくだらないクム編がようやく終わりましたが、ここまでさんざっぱら引っ張っておいてヴァレリウスかよ。リギアはあっさり何事もなく合流かよ。御都合主義もいい加減にしろ、だ。

私は当ブログにて、112巻「闘王」の感想で、ストーリーテラー栗本薫が書く今までのグインサーガとは明らかな違和感を感じた、と書いた。その違和感は117巻を迎えた本作でも変わることはなく、むしろ増した。

なぜあそこでヴァレリウスを出すのだ?

これが栗本薫の筆力の衰えもしくは痴呆の始まりが原因でないことを祈りたい。

次巻の完成度が低かったら、真剣にグインサーガとの決別を考えなければならないだろう。第3巻「ノスフェラスの戦い」発売直後から読み始めているので、もう28年くらい読み続けてきたかなり愛着のある物語だが、がっかりな結末を読むはめになるのなら、もう読まない方がマシかもしれない。

次巻、期待したいが…


3点/10点満点

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2007/10/20

栗本薫「グインサーガ116 闘鬼」感想。
ファンタジー。2007年10月16日読了。

闘鬼 グイン・サーガ116
栗本薫 /早川書房 2007/10出版 307p 15cm ISBN:9784150309039 \567(税込)

ちょっとは話が進んだけど。



前巻に引き続き、たんなる設定を読まされているようなどうでも良いようなうだうだした話ばかりで怒り。


2点/10点満点

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