貴志祐介「硝子のハンマー」感想。
本格ミステリ。2004年06月15日読了。
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本書は、「黒い家」(=私的10点満点)とか「青の炎」(9点)とか「天使の囀り」(9点)を書いた貴志祐介のミステリ小説である。ちょっと期待したのだが、
本格ミステリという代物は、トリックに何の興味もない私のような人間が、話の展開が面白い小説だろうと勘違いして読むと実につまらないものなのだな、ということに気づかせてくれた偉大なる小説であった。
山口雅也「生ける屍の死」は、あまりにつまらなくて読み終えることすら出来なかったから、読み終えることが出来ただけ本書はマシなのかもしれないけどさ。
それにしてもなあ。
いくらトリックが素晴らしいといっても、小説としての完成度が低いものを絶賛するミステリファンを何とかしないと、ミステリリーグは沈没するぞ。(と本書を読んだとき思ったが、予想通りミステリリーグは撃沈状態になっている。当たり前だ)
2点/10点満点
この感想は2010年11月24日に書きました。
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